パラダイムチェンジ

2006年06月11日(日) ワールドカップ開幕

ということでワールドカップである。
正直言って、今回、個人的にはあまり思ったほど盛り上がっては
いなかったんだけど、いざ開幕して、開幕戦のドイツvsコスタリカ
をLIVEで見てからは、やっぱりワールドカップって面白いなあ、
なんて思ったりして。

なんていうのかね、さすが地元のチームという事もあってなのか、
真剣さというか、本気度というか、選手や観客の熱量が違うな、と
思うし、選手と観客が渾然と一体になった祝祭的空間みたいな物が
生まれて、それを見ているのが純粋に気持ちいい、みたいな感じが
するのである。
相変わらず何いってるか自分でもよくわかってはいないけど。

それはでも、オリンピックの国を挙げての応援とは、また何か違う
感じなんだよね。
私は、実を申せば、そんなにサッカーについてむちゃくちゃ詳しい
訳ではない。
せいぜい、ワールドカップとか、日本代表戦とか、チャンピオンズ
リーグをベスト8くらいから見る程度の人間である。

でも、そんな自分でも今回のワールドカップ、一体何が違うと感じる
んだろうと思うと、多分、観客の応援の勢いが違うと感じるんだと
思うのだ。

観客の人たちの、声の響き渡り方が、多分違うように感じるというか
観客席と一体になっているような気がして(ちなみに今現在見ている
のはすべて地上波)。
多分、カメラとか音声とかにも普段よりお金がかかっているのかも
しれないけれど。

それは、4年前のワールドカップで、韓国の地元の応援であの「テー
ハミング」の大合唱で、スタジアムさえも揺れていたように感じた、
あの瞬間を思い出すというか。

今回はドイツ大会で、ヨーロッパの人たちは応援に駆けつけやすい
のかもしれないけれど、だからなのか、欧州勢の動きが観客の声援に
押されてとても勢いがあるように感じられて。

彼ら選手たちは、予選を勝ち抜くためにはたった3試合しかなくて、
でもその3試合の結果いかんによっては、格下のチームでも勢いに
乗ってしまえば、予選で勝ち残っていける、ということが痛い
ほどわかっていながら戦っているのか、いずれのチームもすごく集中
している様な感じがして、心地よく感じるのかもしれない。

でも、日本が予選で勝てるかどうかっていうのも、結局はフィールド
に立った時に、選手一人一人がどれだけ雰囲気に飲まれずに集中でき
るかどうかなのかなあ、という気もするし。

今回の日本代表には、中田、中村、高原、稲本、小野、そして柳沢と
欧州リーグでしのぎを削ってきた人たちが多いので、彼らが落ちつい
てチーム全体の雰囲気を上手く作れれば、勝ち残っていけるんじゃ
ないだろうか。
ま、それは敵のチームも一緒なんだけど。

でも、相手のチームの高さがどうとか、プレミアリーグで大勢活躍
してるとか、そういう相手の情報だけに左右されちゃって自分たちの
戦い方を忘れちゃうよりは、いかに自分たちが集中できるかの方が
大切な気もするのである。
素人の考えですが。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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