| 2005年09月10日(土) |
チャーリーとチョコレート工場 |
今回は映画ネタ。見てきたのは「チャーリーとチョコレート工場」 実はこの作品、ロアルドダールの原作本を、英語版の原書で読み通した 事があり、その時からのファンなのである。
ロアルドダールは、子供向けの童話作家、という位置付けだと思うんだ けど、内容がちょっとひねってあって発想が奇抜(そこら辺はこの映画 にも反映している)なので、大人が読んでも展開が面白く、また単語も ハリーポッターの10倍簡単なので、ペーパーバックで英語の本を読んで みたい、という人には格好のテキストなのだ。
さて、この映画をひと言でいうなら、「ジョニーデップとウンパルンパ のオンステージ」である。 ウンパルンパっていうのは、この物語に出てくる小人たちで。 彼らは歌好きなので、いたるところで踊ったり歌ったりしてくれるので ある。
ジョニーデップに関しては、彼の役作りというか、表情の多彩さを たっぷりと味あわせていただいた、という感じで。 原作の、ジョニーデップ演じるウィリーウォンカは、もう少し子供の 心を忘れない無邪気な感じだと思っていたんだけど、そこにティムバー トン×ジョニーデップらしいエキセントリックな味付けと、家族の絆、 というテーマが付け加えられており。
その分、他の子供たちの強烈なキャラクターがかすんでしまうくらい、 ジョニーデップの存在感があるのだ。 でも、相手は子供なんだし、第一主役なんだから当たり前か。 彼が主演じゃなかったら、少なくとも日本ではあまり話題にはならない んだろうし。
あとは原作に忠実な世界観を見事に再現し、なおかつそこにパロディの 要素まで付け加えた監督、ティムバートンの鬼才ぶりに脱帽。 リスのシーンとか、本当によく出来ていたと思うし。
一原作ファンとしては、とても楽しめる出来だけど、常識的な大の大人 が果たして楽しめるつくりになっているかは、なんともいえないかも。 いつまでも子供の心を忘れていない大人にオススメの映画です。
ついでに予告編で流れていた、10月公開予定のティムバートンの次回作 「コープブライド」も結構面白そうでした。
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