| 2005年06月01日(水) |
伏見憲明×斉藤綾子@ジュンク堂トークショー |
5/28の土曜日、伏見憲明と斉藤綾子のトークショーに行ってきた。 お題は「セックスリアリティ」 ここで知らない人に説明すると、伏見憲明はゲイの人であり、見た目は 熊さん系、斉藤綾子は「愛より速く」の著者であり、四半世紀に渡り 奔放なる性体験をもとに数々の著作活動を繰り広げていたらしい方で ある。 これにレズビアン雑誌編集長のメイミーさんを加えての座談会。 っていうか、これを池袋のジュンク堂本店の喫茶店で行なうってどう なのかと。ちょっとどきどき。
私がこのトークショーに興味を持ったわけは、10年近く前に読んだ 「快楽の技術」 という1冊の本がきっかけである。 まー、とにかくあけすけに性について語られていることが、当時は 物珍しかったんだけど、今読み返してみても全然古びた感じがしないん である。
で、今回のトークショーの中で最も興味をひかれたのは、「パートナー との関係性」ということだった。 ゲイにせよレズにせよ、本命との関係はキープしつつ、お互いに浮気は しょうがない、という考え方が主流らしい。
伏見憲明曰く「今、うちらの業界(ゲイ業界)で一番の変態行為って、 一人の相手以外には性的に興奮しない(=つまり浮気しない)こと」なん だそうで。「そういうのって、一種の病気というか、フェティッシュよ ねえ」とのこと。
うーん、そうかー(とちょっと納得) と納得しつつも、最近の自分はというと、あまり派手に浮気したいと いう願望があるわけではない。 というよりその前にちゃんとつきあっている彼女自体がいないじゃない か、というツッコミはおいとくとしても、でもあまり浮気願望って、 そんなに強くないんだよねー。 それよりは1人の相手とまったりと過ごしている方が幸せーって感じで。
まあ、ただ個人的に思うのは、そもそも恋愛状態というのは、一種の 病気にかかっているようなものなので、浮気したくてたまらない人は 浮気症という病気なのかもしれないし、また一途に一人の相手を愛する っていうのも、それもまた一つの症状だといえるのかもしれないし。 もともとサカリがついてしまったような状態なわけだし、我慢するより は自分の気持ちに正直になった方がいいかもよ?って感じなのかも。
それにしても、今回聞きに来ていた人たちって、ゲイ&レズビアン率 高かったんだろうなあ(そういうところにノコノコと出かけていく私も 私なのであるが)。 一応ノーマルでノン気な私としましては、そういう中で話が聞けたのも 一つの貴重な体験でございました、ということで。
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