パラダイムチェンジ

2005年04月25日(月) 真夜中の弥次さん喜多さん

今回は映画ネタ。見てきたのは「真夜中の弥次さん喜多さん」
この映画、一言でいうと「予想以上にぶっ飛んだ映画」である。

なんというか、もう最初から最後まで監督・脚本の宮藤官九郎ワールド
炸裂、って感じで。
ほぼ日刊イトイ新聞の中でクドカン本人が発言しているように、何か
もう見終わった後にはちょっと湯あたりしてのぼせちゃった、って感じ
かも。

物語はここで詳しく書くよりは作品を見てもらうとして。
いや、とりあえずツボにハマったところではたっぷりと笑わせて頂き
ました。

で、この映画で特筆すべきなのはやっぱり主演の中村七之助、勘三郎の
親子だろう。
こういう破天荒な設定の中だと、彼ら歌舞伎役者の身体が見事に映える
のである。

その彼らに阿部サダヲ、古田新太などのクセのある舞台俳優が絡み、
それに負けじとあんたは本当にジャニーズのアイドルなのか、という
イキオイで長瀬智也がハジケきり。
そりゃあ、見てるほうがくたびれるわけである。

その他にも若手人気俳優の○○木君とか、ARATAとか竹内力とか、意外な
顔ぶれも加わって、うん、何かとっても濃い時間を過ごしましたって
感じかもしれない。

でも、この映画を観て思ったのは、歌舞伎映画って成立するんじゃない
のかなあ?ということである。
最近だと野田秀樹、渡辺えり子など、現代の脚本家の手がけた歌舞伎も
プロデューサー中村勘三郎の手によって上演されているわけだし。
インド舞踊映画のように、日本映画の新ジャンルとして海外でも受ける
んじゃないのかなあ、なんて思ったのである。



 < 過去  INDEX  未来 >


harry [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加