パラダイムチェンジ

2004年11月21日(日) ラストクリスマス中盤戦

さて、月9ドラマ「ラストクリスマス」にツッコミを入れてみる。
以前、第1話を見た段階では、デザイナーの玉木宏が片瀬奈々をどう
口説き落とすのか、に期待をしていたんだけど、その後のあまりの
ヘタレさ加減にちょっと幻滅。

もちろん、そういうキャラ設定なんだろうけど。
なんかさあ、全てのお膳立てを他の(しかも自分のことが好きな)女の子
にされてしまうのってどうよ?という感じ。
おそらくはこのままでは終わらず、最後は自分の意思で何とかするん
だろうけど。

その一方で思わぬ逆転の目が出てきたのは、森山未来という感じだろう
か。
できれば伊原剛志をふってきたMEGUMIを、ふってほしいけど、おそらく
は、春木&青井コンビの愛の力で、MEGUMIとくっつくんだろうなあ。

そして主人公、織田裕二は相変わらず、言い訳可能な恋愛生活を送って
いる。
自分の誕生日に、予想外に東京から遠路はるばる車で飛んできて、
しかも「好きになってくれてありがとう」とまで言ってくれる自分が
好きな女の子に対して、「え、オレは言ってないけど」と返すか?
フツー。

しかも今回は、つきあいだした途端に、前の彼女からはやり直したい
といわれて、しかも同じ時間帯に今カノの方は前カレに迫られて揺れて
いるだなんて。
「オレは全くもって悪くない」と言いたげじゃないか。ぷんすか。

この物語、おそらくは「ラブアクチュアリー」を少し意識していて、
(そういえば、あの中のヒューグラントも俺は悪くないキャラだった)
物語が進むごとに一つ一つ、主人公の周りに愛を咲かせようという趣旨
であり、そのため、主人公・ヒロインは愛のキューピッドとして立ち回
っていく、という物語なんだろう。

そしてそこまでいい人キャラのヒロインは、難病という爆弾を抱えて
いるから、最終回に向けては、そのヒロインの発病→別れかけた主人公
帰ってくる→ヒロイン生死不明→感動のラスト
という道程を経るものだと思われる。

で、ここまで織田裕二主演作「東京ラブストーリー」に似せた設定に
していて、おそらくは織田裕二にとっては、これがリベンジである
ことを考えれば、前作ではふってしまった赤名リカを今回は自分の意思
で選ぶ、という所が一番の見所になるんだろうけど。

でもさ、その前にさ、本当に相手のことが好きなら、周囲のゴタゴタに
巻き込まれる前に、俺はお前が好きで離さないよ、というキャラにして
ほしかったなあ、などと思うのだ。
いやもちろん、まだその可能性もあると思うんだけど。

やっぱり恋愛で一番大切なのは、自分が今、どうしたいのかという
意思をはっきりと持っている事なんだと思うし。
はてさて、今後の展開はどうなることやら。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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