火曜日に、私が初めて働いた病院の時の同僚たちと久々に飲んできた。 仲間はみんな、私と同じはりきゅう師で、それに奥さんたちを含めた 飲み会である。
同僚の一人は、病院をやめた後、ついこの間まで北京の大学院に留学 しており、今年ようやく向こうの博士号を取得して帰ってきたのである。 今年のサッカー騒動の時にはもうすでに帰国していたらしいが、昨年の SARS騒動の時にはやっぱり大変だったようで。
一日何回も住んでいるアパートに消毒剤をまかれたり、他の大学では、 学校から外出許可をもらわない限り、学外に出られなかったりした らしい。
また他の国の留学生では、大使館員は先に帰ってしまい、留学生自身は 感染拡大の可能性があるから帰ってくるな、と言われた人もいたらしい し。 いやはや、お疲れ様でした。
でも、学生時代だったり、昔の職場の仲間たちに会うたびに思うのは、 あー、みんな変わってないなあ、という事である。 私自身も、その場では、学生時代や、その時の職場の私の気分に戻って いたりする。
いや、違うな、それはしばらくぶりに再会した相手とは、昔の関係性が 復活するからこそ、昔と同じタイミングで笑ったり、ツッコミを入れら れたりするんだと思うのである。 そして、それは何年経っても変わらないし、あの時の同じ居場所がそこ にあるんだなあ、なんて思うのだ。
だからその時は、たとえ今は多少変わっていたとしても、昔の気分に 戻って変わらないと思うのかもしれないし、また変わった部分よりは、 変わらない(でいてほしい)部分をお互いに見ているのかもしれない。
なんにせよ、同窓会での私は、よくも悪くも、今でも昔のまんまの扱い なのである。
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