掛川奮闘記

2006年12月13日(水) 061213_異と交わるべし

 気温が高くて暖かい一日。積もった雪がどんどん融けます。これが凍ると怖いのです。

【異と交わるべし】
 仕事の関係で知り合ったものの、今まであまり深くは話などしたことのない知人達とやっとのことで語り合えました。

 大体同世代の4人が集まって、それぞれが普段していることや考えていることなどをぶつけ合い、楽しいひとときでした。

 Aさんは趣味に「人材育成」と書くという方。
「最初は私が自分一人で頑張っていたんです。あるとき新プロジェクトの担当者募集があったのですが、経験者でなくては駄目ということになっていて、ものすごくやりたかった私はそれに参加出来なかったんです。そのときに3日くらい落ち込んだのですが、やがて『あ、すべて自分がやることはないんだ』と気がついて、そのあとは人の背中を押す側に回りました」

 自分なら頑張れるけれど、チャンスがある人が頑張らないのを見るのは実に残念です。人をやる気にさせるのも一つの能力ですね。

 Bさんはブロガー仲間で、北海道遺産を個人の立場でサポートしている方。
「こままささんも、静内の二十間道路の桜並木へ行きながら、その奥の龍雲閣へ行かなかったと聞いてすごく悔しかったんですよ。まだまだ知られていないなあ、と思ってがっかりしました」
「う〜、しかしなかなかもう一歩突っ込んだ話題に触れる機会がないのですよ」

「そういう声が多かったので、今私たちで『カブタンとノンタンの北海道遺産』というブログを開設して、北海道遺産の紹介をしているんです。今度は読んでから行ってくださいよ」
http://blogs.yahoo.co.jp/hokkaido131313

 北海道遺産は、以前にも紹介したようにCBツアーズなど、マイナーながらすごく良い旅を作ってくれているところもあるのです。今一度地域の財産に目を向け、さらにはそれを味わいたいものですね。

 Cさんは職場の中でも独自の活動をする独立人。
「娘の作文を読んでいたら『私は休み時間ウロチョロします』って書いてあったんですよ」
「ウロチョロってそういわれると最近聞かない単語ですね。子供の時はウロチョロして怒られましたがね」

「そうでしょう?それが作文に『ウロチョロします』と書かれているので、いじめられているのかと思ったりして心配で中身を読んだんです」
「何が書かれていましたか?」

「それがね、『私は休み時間ウロチョロします、友達は休み時間に体育館に行ったりする人もいるけれど、私はそういうのが得意じゃないので、何か学校の中に良いことがないかと思ってウロチョロしています。私はこれからも休み時間にウロチョロしようと思います…』っていう内容なんですよ」
「それって文学的じゃないですか」

「そう思うでしょ、『ウロチョロ』っていうのがねえ、面白かったなあ」

 子供って幼いときはみんな詩人ですよね。それが大人になって詩心を失って行くのはなぜでしょう?その感性を大事にして欲しいものです。

    *   *   *   * 

 そして私からは一昨日会った、ある自治体の元首長さんとの会話のご紹介。

「昨日、ある自治体の首長さんと会ったんです。そのときに『こままささんは何をされているんですか?』と訊かれたもので、話を継ごうと『私は蕎麦を打つんですよ』と言ったんです」
「ふむふむ」

「今までそう言うと、大概は『おや、お若いのに渋いですね』とか『面白そうですね』と食いついてくださることが多かったのですが、その方からは『蕎麦打ち!あんたそんなに若いのに、そんなことしかすることが無いのかね!?』と言われてしまったんです」
「へえ、それは厳しい方ですね」

「でしょう?さらに『そんな趣味は年取って引退してからでも出来るじゃないですか。あんたみたいなときにはもっとドロドロしたようなことをやってくれなくちゃ!』って畳みかけられて、こちらはヘニョヘニョになっちゃいました」
「ふふふ、予想しない反応だったんですね」

 話はそれだけのこと。しかし私はその反応が嬉しかったのです。なるほど、世の中にはそういう反応を示す人もいるんだ、ということが分かって、非常に新鮮に感じました。

 同じような考え方をする人たちだけと集まっていても駄目で、意見や立場の違う人と交わることの大事さを改めて思ったのでした。

 古語に「他山の石、以て玉を磨くべし」とあります。「同じからざる者と交わるべし」ともあります。

 人間、関係性も縮こまってしまっては行けないのです。今日はいろいろなことが勉強になりました。やはり広がることは良いことです。


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こままさ