掛川奮闘記

2006年12月08日(金) 061208_65回目の開戦記念日〜歴史を見る視点

 まだ本格的に冷え込んでこないので、降った雪が融けて道路や歩道が水浸し。一番いやな季節かも知れませんね。

【65回目の開戦記念日】
 12月8日は、対米英開戦記念日(太平洋戦争開戦記念日)です。

 国立公文書館のアジア歴史資料センターでは、「インターネット特別展 公文書に見る日米交渉 〜開戦への経緯〜」を公開しています。

 博物館での資料公開では、資料がこんな姿をしているということは分かっても、触ったり読んだりするなど到底出来ないでしょう。

 しかしインターネットでの資料公開であれば、自宅にいながらにして閉館時間を気にせずに資料のページをめくることが出来ます。なんと便利な時代になったことか。

 この「公文書に見る日米交渉」のインターネット展示では、資料や背景となる時代の出来事、そしてそれらに関する擁護について解説も付けていてくれて当時の活物としての歴史の理解を助けてくれています。

 このサイトでは、冒頭のメッセージとして「これらの解説は『日米交渉』関係資料に初めて触れる皆さんのためのガイドとして用意しました。資料や出来事について、特定の解釈やイメージを皆さんに提示しようとするものではありません。是非とも、皆さん自身で実際に資料をご覧いただいて、皆さんの目でそこに書かれていることを読んでいただき、皆さんの手でその出来事・時代に触れていただきたいと思います」と書かれています。

 先の大戦を批判する立場や、逆に賛美する立場など、特定の意図をもった評論や書籍は世の中に数多あって、しばしば人は自分が共感する立場の文章を好んで選択するものです。

 私たちは、特に歴史を見る際には一面的な物の見方をせずに、より広い視野で全体を眺めることを肝に銘ずるべきでしょう。

 安岡正篤先生は「日本の伝統精神」という本の中で、『物の見方の三つの原則』ということを述べられています。

 曰く、
 第一に、何事によらず物を観察し考察するには、決して目先に捉われないで、出来るだけ長い目で見るということ。

 第二に、物の一面にこだわらず、出来るだけ多面的に、又出来るならば、全面的に考えるということ。
 
 第三に、物事の枝葉末節に走らないで、出来るだけ根本的に考察するということ、というものです。

 歴史を語る上で欠かせない視点ですね。

 今世間ではいじめを行った子供に対する出席停止処分をどうするか、などで議論が行われていますが、これなども、枝葉末節や一面にこだわらずに議論をすべき事のように思いますが、どうかな。


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こままさ