□■ あたしのお教室 ■□
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2004年02月04日(水) うれし、たのし、お教室。

はい、こんにちは。

今日は3年の作文指導をした。
受験生10人のうち、4人が推薦をもらって、科目は面接と作文ということなので、16日の試験を控え、英数はおいといて、ともかく作文を完成しようということになった。

そのうち二人は実業学校の食品加工。
もう一人は、土木科。そして、あと一人は商業科。

どの科も志望動機がまず大事ということで、それから取り掛かった。

原稿用紙を使って、添削をしていたのだが、あまりに訂正が多いので、それぞれの文章をパソコンに入力して、何度も書き直しをした。
だいたい、形になったところで、それをプリントアウトして、原稿用紙に清書という方法でやった。

話を聞いていると、どの子もきちんと夢を持ち、将来のことをきちんと考えているのがわかって、うれしい気持ちになった。

実業高校を選んだのは、資格がたくさんとれること。
自分の夢を実現する近道だと思ったということ。
学校は名前で選ぶのではなく、自分がしたいことが出来るところという視点で選んだということ。

うーん、世の中捨てたもんじゃない、と改めて感じた今日のお教室であった。

そういえば、一昨年、食品加工に進んだ、Yくん。
時々、スーパーで出会う。
そこのお肉屋さんで働いているおかーさんの仕事の終わるのを待って、二人で仲良く買い物をしている。

「おー、せんせいやんかー。」
「おー、Yくんやんかー。おかーさんと買い物かぁ。ええなぁ。」
「そやねん。今日の晩飯の献立考えてるんや。」
「おー、それはよいねー。
 おかーさん、高校生になっても一緒に料理ができるって、うらやましーですわ。」
「ははは。この子はそれだけが取り柄やし。」

Yくんは、成績優秀。普通科だって、楽々通る成績だったのだ。

うちに来ていたときに普通科を薦めたのだが、「オレは料理するのが好きやねん。」とあっさり、食品科にすすんだ。

なんか、かっこいいよなぁ。

好きなことを楽しんでやって。

今回、弟が同じ科を受験する。

「オレもにーちゃんみたいに、食を究める。」と。

「二人で、お店持ったら、あたしを、VIP待遇にしておくれよ」と言ったら、「当たり前やん。」だって。

かわいいぞ。我が生徒ちゃん。


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小春せんせ |MAIL