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2004年02月03日(火) 初会。耳元のささやき

はい、こんにちは。

日曜日、婦人会の年初の「初会」なるものがあった。
お弁当をいただきながら、公民館(小さな小屋)で、歓談しながら、来年の役員をきめるわけだ。

村内38戸から、18人の嫁全員が出席。
村の中は5つの隣保にわかれていて、あたしは3隣保で、4月からそこの世話係りをする。

婦人会の役員がどんなつまらん(笑)仕事をするかは、おいおい、まとめて話すとして。。。

そこで、来年村の婦人会の班長になる嫁さんMとかなり有意義な話をした。
その方は、近くの里に生まれて、この里に嫁いでいたという生粋の里人。

年末にしうとめさまを送り出したあたしの親戚の嫁さんSが、葬儀にどれぐらいお金がかかったかという話をし始めた。

8人も来るお坊様一人一人に、大枚のお布施を払い、言われるがままにその後の仏事をしたそうだ。

「あーた、こっちが頼みもしないのに、お経を上げにきて、5分ぐらいでそそくさと済ませて、そのたび○万円やもんね。たまらんわ。」とのこと。

「ほんでも仕方ないわね、来ないでください。とはいえへんもん。」Mさん

黙って聞いていたあたくし、おもむろに口をあける。

「葬式ぐらい遺族の好きなようにしたらええんとちゃいまっか?
 そんな、5分の読経なんて、ありがたもなんもない。
 うちの九州の実家は、どこの檀家でもありませんわ。
 母は、お坊さんを選ぶにあたって、説教の上手な方、人徳があると評判の方、ぼったくりをしない方ということで選びました。
 それぐらいの自由はあってもええんとちゃいまっか?」

「へ〜〜〜〜っ。お坊さんを選ぶ???」M&Sさん

「そうです。都会ではお坊さんもサービス業なんでね、精進せんと、どっからも声がかかりませんわな。」

「そんな話はじめてきいたわ。
 どこの家も昔から決まったお寺で先祖代々仏事をしてもらうのが当たり前やとおもーとった。」Mさん

「まぁ、そういうところもあるかもしれんけど、そうでないところもあるちゅうことですわ。第一、地域のお寺は、檀家に食べさせてもろてるわけでしょ。
 聞けば、どこそこのお寺は、すっごい豪勢な暮らしをしてなさるらしいですやん。それはおかしいことですわ。地域の住民に負担をかけるようなお寺は仏教者の風上にもおけん、ちゅうことですわな。
清貧、これが仏に仕えるものの信条でなきゃいかん、てことですな。
もっと言うなら、自分の食い扶持は自分で稼いで檀家の生活を助けるぐらいの気持ちでおらんといかん、てことですわ。」

「はぁ。。。小春さん。。」Mさん

そら、あたしの言うことは、里のみなさんにはとっても過激なことなんかもしれんけど、里の常識が世間の常識と全く同じだと思っていてはいかんからね。

あたしの婦人会役員の最初の仕事は、里の嫁たちの耳元でよからぬたくらみをささやくことかも。。ふっふっふ。。

でね、会のおわりに密かに耳打ちしたのよ。そのMさんに。彼女は来年は、村の婦人会の長になる人だからね。

「ねぇ、Mさん、2年一緒にがんばりましょうよ。そして、お役ご免になるときに、婦人会のともども、ぱっと散りましょうよ。。村の歴史に名前が残るわよ〜。
あ、それとね。あたしんとこは、もしかしたら、檀家抜けるかも。
ま、信仰の自由ちゅうもんは誰にもあるわけだからね〜。ほっほっほ〜。」

M&Sさんの額に、バーコードが走っていたかも。


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