□■ あたしのお教室 ■□
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| 2003年10月04日(土) |
女王蜂誕生。くくく。。 |
はい、こんにちは。
ほんとご心配をおかけしましたわ〜。 痛みは痒みにかわり、もう、ピークは過ぎ去りました。
いや、しかし。様々な思いがこみ上げてきますわね。。。
まずどうしてあの日、あの時、あの場所を通ってしまったのか。。 違う行動はいくらでも出来たはず。。
いつもなら、じじへの連絡は電話で済ますのだが、あの日に限って、 母屋まで出かけていった。 少し込み入った話があるときはそうするのだが、滅多にないことだ。
その時、じじはNHK朝ドラ「てるてる家族」を見ていたので、話を 後回しにして、あたしも、母屋でテレビを見た。 これも滅多にないことだ。
8:30に終わって、話をして、それから、母屋の玄関の前を通った。 我が家への通路はふたつあって、どちらも同じぐらいの距離なのに、 どうしてそっちの通路を選んだのか。。 これは気分としか言いようがない。
さて、そこを歩いていると、頭の上をぶ〜〜ん、と蜂が飛び回り、それが頭に乗った感じがした。 普通の蜂ではないことは分かっていたが、それでも、たかが虫だと思って、 さっと払おうとした。 その時はそんな危機感はなかったんだが。。
払おうとしたら、敵は急に反撃してきて、頭の中に潜り込んできた! うおーーーーーー!!! 慌てて、右手で払おうとしたら、指先をグサリとやられた。 チクリなんてもんじゃないっ。 今度は左手で掴もうとして、まーた、指先をグサリとやられた。 痛みが肩の付け根まで走る。
今度は両手を使って、頭の中から蜂を掻き出そうとするわけだけど、 蜂のやつ、髪に絡みついたまま、頭をぐわぐわと刺し続ける。 うおーーーーーー!!
誰か助けてーーー!!
あたしは転げるように母屋のじじのほうに向かっていた。 ドアを開けるっ。 「おじーちゃん!!!助けて、助けて!!蜂が頭に!!」 「うごいたらあかんっ!!!あれ?おらんで」 「おるおる!!痛い、痛い!!!」 髪を掻き分けてじじが必死で蜂を払ってくれた。 「おじーちゃん、痛い、痛い!!」 「すぐ病院じゃ!!保険証の用意」
あの軽トラが80キロでたのは初めてじゃないだろうか。
じじは、「指の毒を吸って窓から吐きなさい!」と。 あたしは痛い頭を窓の外にだして、毒を吸ってはぺっぺと吐きまくった。 病院に着くとすぐ点滴。。 頭のてっぺんにアイスノンみたいなのをくくりつけられて、横たわること1時間。
生徒ちゃんの母親が3人も看護婦さんでそこにいるわけで、心配して、見にきなさる。 いちいち解説をするのがとてもしんどいし、しゃべると、頭がじんじんと痛くて、どうもこもう、ならんっ。
点滴を終え、帰宅。。 じじは、もうさっそく駆除のための業者を呼んでいた。 (どうせなら、もっと早くやって欲しかったわよ。むすこっちたち、怯えていたんだから)
あたしは、もう横になっても縦になっても痛い状態で、仕方ないから、 二階の窓から蜂の巣駆除の様子をふらふらしながら見ていたんだが、そのうちに、力尽きてしまって、横になっている間に駆除は終わっていた。 約3時間かかって出てきたシロモノは、すごかった。 町のゴミ袋にいっぱいの大きさだった。 表からは全然見えないのに、屋根の瓦の下で、じっくり時間をかけて、巣を作っておったわけだ。 おそるべし!!
駆除の方は、もう5回も蜂にさされているけど、なんともないよ、と言っていた。 その上、ミツバチの針治療の話も聞かせてくれた。 ミツバチのお尻から針を抜いて、それを頭痛とか肩こりのところとかに刺すらしい。 そうすると不思議にもすかっとよくなるらしいんだ。
そんな話を聞いているうちに、なんだか、あたしには特殊な能力が備わったような気分になった。 (あたしって、どこまでも、楽天家だわね。)
その日の晩は、かなり痛くてうなされていたけど、一晩かけて、体が変化したような気がするのよね。笑!
そのうちに自分のどんな才能が開花するんだろう? あたしはもしかして女王蜂の生まれ変わりか?なんてことまで考えるに到った。 うーん。。これもスズメバチの毒のなせる技か。
そんなこんなで、痛く苦しい中にも喜びを見出して、あたくしは、乗り切りましたわ〜。
これがスズメバチ事件でございます。
今回の教訓!
その1 蜂は黒いものに寄ってくる。外に出るときは白い帽子、またはてぬぐいで頭を覆うべし! あたしの頭、真っ黒だもんなぁ。。その上、毛が多いし。 熊と間違えられたかも。
その2 蜂は整髪料などによって来る。そういう類の使用は避けるべし。 (どしてあの日に限って、髪が寝癖だったのよっ。 確かに寝癖直しのスプレーかけていたわよ)
その3 蜂を見たら、しゃがむべし。 どうやら、蜂は低いところのものには見向きもしないらしい
その4 朝ドラは自宅でみるべし。きゃきゃ、かんけーないって。 さて、次に刺されたら、あたくし、こんな風にジョークかましてられませんから、以後十分気をつけますわ。
では!
追伸:カミュはん、あたしの形は変わっておりませんからね。爆。 両手の親指は少々巨大化しておりますけど。
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