一か月分読書感想文思い出した順。
「ぬしさまへ」(畠中恵) 裏表紙を見てください。どうですか、コレ! 犬(というか妖怪)の腕に抱え込まれた人間(ちょっと困った顔)。 イイ!すごくイイ!犬ー!犬ー! というわけで読む前からとても気に入ってしまった一品。 内容は病弱な若旦那が妖怪の兄やに過保護にお守りされつつ謎を解いたりするシリーズ短編。 この、「いいかげんひとり立ちしたいぼっちゃんと過剰に世話焼きのお守り」という組み合わせが非常に好きだ。 なんだか幻想水滸伝のグレミオを思い出すぜ。
「しゃばけ」(畠中恵) 「ぬしさまへ」読んで、なんだか、続編ぽいと思ったらやはり前作があったので急いで借りてきた。 病弱若旦那主人公の長編。 殺人事件に巻き込まれて妖怪と対決するよ。おいおい、兄や妖怪として格上のはずなのに役に立ってないぞ。やっぱグレミオか。 ぼっちゃん猫ッ可愛がり度は「ぬしさまへ」のほうが高い。
「嫌われ松子の一生」(山田宗樹) んー、どうも松子の性格に同情を寄せられないんだよなぁ。 いけ好かない感じ。もっと感情移入できれば最後のオチが効いてくるんでしょうがはーん、それで?って感じだった。 いくらただ愛を求めただけだったと同情煽られても、追い詰め方がいまいち切羽詰った感じがしませんよう。
「ユウキ」(伊藤遊) 転校生は不思議少女という話。 「えんの松原」を書いた人だけど、時代物のほうが面白かったなあ。 主人公が転校する友人に「ミニ四駆の決勝に進めば離れていても戦える」みたいなことを言われて、ピンとこないと感じているところがなんだか現実的です。 レツ&ゴー(四駆漫画)だったら盛り上がるのにね。
「コララインとボタンの魔女」(ニール・ゲイマン) うわーい、侮ってたら意外に怖かった。 でも壊れた世界の気持ち悪い住人は、さほど害が無いのでした。 こんなにあっさり成功してよいのかしら。
「生まれたときから『妖怪』だった」(水木しげる) ありがとう、水木さん。なんだかちょっと元気でたよ。
「さぶ」(山本周五郎) 前途洋々たる職人が罪人扱いされてひねくれてたけど、いろいろあって人の情けに気づきましたという話。 もうせん、映画版をちょろっと見たことがあったけれど、あれは良くなかった。妻夫木くんのさぶ、なんか阿呆のようなのだもの。ちょいとイメージ違うと思ったですよ。 英二を評したおのぶの「頭のいい男前の世間知らず」というのが良いよね。
あとは、 「Little Selections−あなたのための小さな物語−」(赤木かん子編) の12・17・19・21〜24巻。いつのまにか第三期まで出ててびっくり。 いろんなテーマで集められた短編集。 知ってる話もいくつかあるけど、知らないもののほうが多いし面白い。 高校生対象に編んであるので読みやすいのがうれしい。ただ、3〜4編しか入っていないので薄いのが便利でもあり不満でもあり。
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