たらたらしてたらもう6月ダー。 というわけで、ここ一・二ヶ月に読んで印象に残っている本。
「熊の場所」(舞城王太郎)
トラウマになる前にその原因に自分から近づけ、という話。 なんだかノリが独特で、最初はこれ後味悪いかもと心配になりましたが大丈夫でした。 こう、カチッと読み進めるのですよ。 短編が3つくらい入っていたけど、やはり表題作の熊の場所が面白かったです。 小学生が主人公だし。 しかし今気がついたけど、3篇とも殺人と変態の話なのですね。
「みんなワッフルにのせて」(ポリー・ホーヴァート)
行方知れずの両親を絶対に帰ってくると信じてやまない女の子の話。 全体的に明るい。というか重いことも軽く語られているのがミソ。 足やら手やらの指を無くしても、「やだ、鼻の頭にニキビが出来ちゃった」くらいの深刻度しかありません。 各章ごとに、役に立つかもしれないレシピつき。
「鬼の橋」(伊藤遊)
実在の人物小野篁が主人公。 たかむら(あ、変換出ないや)がうっかりあの世への道を作ったおかげで鬼がこちらに来て人間の女の子と暮らし始めたり、その鬼を連れ帰りに別の鬼が来たり、帰ったと思ったら戻ってきたり。いい話や。 たかむらの妹好きがなんか良い。
「飛行少女」(伊島りすと)はいかん。 医学的な専門用語がばんばん出てきて読みにくいとかはいいのですが、上下二巻に引っ張っときながらオチを付けられなかった。 なんじゃあ、こりゃあ。せっかく頑張って読んだのにぃ〜。
あと「愛がなんだ」(角田光代) 主人公の女が好みじゃない。 読みながら、別れちまえ!そんな男!と言いたくともそもそも付き合っていないのだからしょうがない。もやもやというかむかむかというか、もかもかする話でした。
「クレージー・バニラ」(バーバラ・ワースバ)
タイトルの響きが好きなのですが。 主人公が自分のことでいっぱいいっぱいなので、ヒロインにいつ本格的に愛想つかされるかと思って読んでいたら、わりと気に入られていたようでびっくり。
「ポビーとディンガン」(ベン・ライス)
なんか表紙に惹かれて借りてしまった。 外国物ではよくある「見えない友達」の話。 結局のところいろいろ報われないと思うのですが。
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