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2004年07月08日(木) 1歳7ヶ月3日目:職場復帰と病理結果

お義父さんの容態は未だ安定せず、パパの職場が気を遣って「週末から帰省しなさい。」と、今日から2日間、休暇をくれました。
ところが、今日からわたしが復職で「更に休暇ください。」とは言い難く、明日の勤務が終わってから帰省することにしました。
そんなわけで、長野への引越(といっても荷物を置かせてもらうだけ)に先駆けて、パパに自宅の片づけをしてもらうことに。
パパじゃないと判断できない荷物が山積みだったので、パパの職場には申し訳ないのですが、本当に好都合です。

午前中、術後検診へ。
先生に「職場復帰はいつから?」と聞かれて「どうせ受診があって職場に来るんだから…と思って、今日から復帰です。」と言うと、「えっ…!?」と驚かれてしまいました。
やっぱり復帰は早すぎたのでしょうか…。
術後の経過は順調で、病理検査の結果も「良性」でした。
お義父さんのことがあったので、悪性だったらどうしよう…と不安だったのですが、これで一つ心の荷が軽くなりました。

仕事は予想通り溜まっていましたが、お腹の痛みも痛み止めを使えば問題ありませんし、明日からの出勤も何とか大丈夫だと確信を持つことができたので良かったです。
今日は復帰初日だし、あまり無理をしない方が良いと思って、残業せずに早めに帰ることにしました。
「お先に失礼します!」と職場を出て門へ向かって歩きながら、「練馬で片づけをしているパパもそろそろ帰宅する頃だし、車で拾ってもらおうと」電話をしました。
1コールも終わらない内に、パパが出ました。
「もしもし?今仕事終わったんだけど、○○で拾ってもらえる?」
「今ちょうど電話しようとしてたところ!お義父ちゃんが危ないから、早く来てくれって!!!」

頭の中が、真っ白になりました。

でも、思考を停止している場合ではありません。
「職場に明日の休暇とか色々連絡するから、とりあえずすぐにこっちに迎えに来て!えみこくんにも、どうするか確認してね!」
そう言うと、職場へ電話をしました。
「あの、今日から復帰しておいて心苦しいのですが、義父が危篤でこれから帰省することになりまして、どうなるか分からないのですが、とりあえず明日一日休暇をいただけますか?それと、日曜に日直があるんですけど、交代したいので他の曜日の方の名前を教えてください。」
そうなのです。
わたし、日曜日に日直があったのです…。
代わってもらえそうな方に片っ端から電話をして、何とか交代をお願いし、そうしているうちにパパとの合流駅に到着しました。
おじじは仕事が早く終わったので、自宅の片づけをパパと二人でしていました。
そんなわけでおじじは事情を知っていますが、おばばには連絡が行ってないかも?と思い、駅前のロータリーでパパの車を待つ間、おばばに連絡しました。
案の定、おばばは何も知らされておらず、様々なことを聞かれました。
「わたしも詳しくは聞いていないの!また帰ってから話すから!!」
そう言って、すぐに帰省できるように荷物をある程度まとめておいてもらうようにお願いしました。

しばらくすると、パパが到着。
車に乗り込んですぐ「えみこくんはどうするって?」と聞くと、「一緒に車に乗って行くって。」と言います。
合流した○○駅はえみこくんの最寄りの沿線です。
「じゃ、えみこくんにもここで合流するように言ったんだよね?」
「あ…。ここに来るのに急いでいて、忘れた…。」
当然ですが、パパも相当動揺しています。
「○×駅ならこっちが向かっている間に用意して来られるよね?」
ということで、今度は○×駅へ。
えみこくんと合流し、実家へ向かう途中、パパとえみこくんから詳細を聞かされました。
「いよいよなのか。」
そう思うと、怖くて身動きが取れなくなるような感覚に襲われます。

実家に着くと、ある程度の荷物がまとまっていました。
おばばに感謝して詳細を説明し、えみこくんは車の中で食べる夕食等の買い出しへ、わたしとパパは不足分の荷造りをし、出発しました。
道中、みんなの頭の中にあったのは「間に合って!」…これだけです。
車を飛ばして、飛ばして…病院へ着いたのは22時45分。
道中連絡は無かったので、どうやら間に合ったようです。
病院の駐車場へ着くと、みんなで走って病室へ向かいました。

もう朦朧としていて、時間の間隔もないみたいだから…ということで、病室に入りました。(普段なら「こんな時間に来ると言うことは?」と勘ぐられてしまうので、ちらりとのぞき込むとかする程度で、翌朝になってから会うことにしていたのです。)
先週会った時は、それでも元気だったのに…。
お義父さん、本当に辛そうです。
が、夕方に比べたら少しだけ持ち直したそうです。
今晩中に容態が悪化すると、最悪最後を看取れないかも…ということで、この隙に!と、パパのいとこのお兄さんとえみこくんが一旦家に戻り、布団を取って来てくれました。
今夜はなっちゅんも病院に泊まり込みです。
交代で看病することにし、わたしはなっちゅんの寝かし付けがあるので休ませてもらうことにしました。
小さな簡易ベッドでなっちゅんに添い乳するのは至難の業です。
それでも、お義父さんに何事もなければ…。
そればかりを考えて眠りにつきました。


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