| 2006年02月25日(土) |
鄭香均さんの裁判記録の本が出版されました。 |
久しぶりの日報です。
待望の「都庁管理職任用差別裁判の記録」の本が明石書店から出版されました。
多くの人に読んでもらいたいと思います。
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『正義なき国、「当然の法理」を問いつづけて』 都庁国籍任用差別裁判の記録 鄭香均編著 価格 2600円 312ページ
国籍による東京都管理職選考試験受験拒否をめぐる裁判の記録。労働運動の歴史、「国民主権」という概念、諸外国との制度比較など、多角的に本裁判を考察し、最高裁判決の意味を問う。本訴訟の代理人も務められ、2005年12月に逝去された金敬得氏の寄稿も収録。
<内容> はじめに 第一章 「国籍制限」撤廃の闘い ―変転する“原理”――(水野精之)
第二章 個をつかむ(鄭香均)
第三章 誰にとって哀れな国なのか 「国民主権」の正体と二つの民主主義(富永さとる)
第四章 在日韓国・朝鮮人と地方公務員管理職(金敬得)
◎橋本大二郎 高知県知事インタビュー
第五章 外国人公務就任権の国際比較と特別永住者のNational Originにもとづく差別(近藤敦)
第六章 大日本帝国憲法と日本国憲法のあいだ ――歴史から見た鄭香均氏の訴訟――(伊藤晃)
第七章 鄭香均訴訟大法廷判決について ――あとがきにかえて――(新美隆)
資料 裁判の判決(1、2、最高裁判決)と意見陳述
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