| 2005年09月11日(日) |
川崎市職労大会で、阿部市長推薦反対の修正案 |
川崎市職労・港湾支部 喜多村さんからの報告です。
===== 川崎市職・職場懇談会事務局通信 2005.9.9 No.20
職場から創り上げた修正案で本部の「阿部市長推薦案」を徹底追及 9月6−7日 川崎市職労定期大会。 焦点はなんと言っても、労働組合を敵視し、「第1次、第2次行革プランで計2000人以上の削減、現業0化、新人事評価の導入、準会員発言」等の攻撃をくり返す阿部市長を、攻撃を受けている当の市職労が推薦するという新提案の是非でした。 多田委員長は「場合によってはオレが辞職する大会となる」などと各中執、支部長・書記長を恫喝、現業労働者で構成する現業評議会、清掃支部、給食支部などに「反対すればもっと悪くなる。推薦やむなしとしろ」と組織決定させ、本部系の支部に対しは「代議員は本部案に賛成するものに限る」とさせ、「もし修正案が出ても賛成させるな」などと、これ以上のない「統制」を強いてきました。 ここにいたって、この間、市職労内において有事法制とのたたかいなどの先頭に立ってきた港湾支部は全職場に4役が入っての職場討議を敢行、アンケート調査で本部方針案への意見を問い、その結果をもって、経過報告での質疑、方針案での質疑とそれぞれしっかりした意見表明を行い、さらに木村副支部長が現業労働者としての怒りを秘め、職場からの意見を軸に練りに練った修正案を提案、会場全体からの大きな拍手をうけました。 しかし、「基本的な政策に対して現市長「阿部孝夫氏」と政策協定を交わし、来る川崎市長選挙において推薦することとします。」と8月18日中央委員会で大会にむけて新らたな提案をしていた本部は、何と、すでに9月1日づけで、政策協定にハンを押していたのでした。 しかもこの協定自体、そのままでは何の力になるのかわからないというもの。「行革プラン」など就任以来の全てについて何も言わず、「現業職と技術職を団塊の世代の退職に合わせて採用計画をねる」というものでした。
それまでは、削減される一方だというのか? 8.18中央委員会の提起は何だったのか? これには、さすがに本部系代議員からも「わけがわからん。」の声。 この阿部推薦案自体と自らのルール違反の手法にさすがに動揺を隠せない委員長は、異例にも45分をも使って総括答弁を展開、必死の抗弁を行いました。 こうした超強硬な統制にもかかわらず、木村修正案は94票を獲得。また民生支部小嶋書記長による修正案は106票を獲得しました。(代議員数417、出席代議員345人) たたかいは貫徹されました。市職労の総翼賛化はひとまず粉砕されたのでした。 なお、私たち職場から当たり前の労働組合運動をつくろうと職場懇談会は、会場前でのチラシ配布行動を行い、代議員のたたかいに連帯しました。 市職労本部の阿部行革への屈服方針を跳ね飛ばす職場に根ざした強固な取組みを創り上げよう。 11月6日労働者集会の成功へ。集会への賛同を。10月13日職場交流集会を成功させよう。
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