2001.8.19.(昔、書いた詩)
右手の刃物
何もつくらないでいて 宙をみつめていて それでも何かが生まれるのは どんなとき?
言葉の力が 剣よりも強いって 昔、先生から聴いたことがあった だから信じていた
くしゃくしゃに丸まったノートの 走り書きが雨ににじんで 消えてゆくのを見ていたら そんなことは嘘だと思った
日付が変わっても ペンを走らせているうちに 朝日の色が変わっていくのを見て もう一度それが本当だと思った
雨なんてやまなくてもいい ちっぽけな言葉洗い流してもいい 剣よりも鋭いものが今 私の部屋で淡く光を放ち始めているから
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