2010年10月04日(月)  たまには真面目に闘争を(8)
 
ネクタイを締め直した私はすぐさま会議室に入ってビジネスバッグを置き、再度会議室前のドアへ向かい、「どうぞ、どうぞお先に」役員を誘導するような形で全ての役員が揃ったところで再度会議室に入り、ビジネスバッグを置いていた席に座った。
 
【ポイント3.呼んだのは誰だっけ作戦】
役員は私を呼んだはずなのに、呼んだはずの者がスーツ姿で先に待っているという状況で相手が少なからず引き目を感じることは明白なので、その部分をついて、呼ばれているはずの私が「どうぞ、どうぞ」と会議室のドアを開け役員を誘導することにより、別に私が「どうぞ」と言わなくても役員達は勝手に会議室へ入るのだろうが、私が「どうぞ(この部屋に入ってください)」と要求し、人は習性でペコリと頭を下げる。この人達は私の最初の要求をペコリという合図で受諾したという図式を作る。これから始まる会議でイニシアチブを握るための布石である。
 
【ポイント4.残り物には福なんてない作戦】
会議で重要なのはポジションである。今回私は責める立場なのだが、50万円請求されているという責められる立場でもある。私は仕事柄、クレーマーと対峙することも少なくないのだが、そのような話し合いの場では一番信頼できるパートナーとコソコソ話、もしくは筆談できるポジションを確保する。クレーマーの死角を狙って、会議の方向性を操作することが可能なのだ。今回、私はクレーマーとしての立場といっても過言ではない。よって日頃私がやっている姑息な手段は相手には絶対させない。私は会議室が開いた瞬間、会議で全ての人が一律に見渡せる席を見極め、そこにビジネスバッグを置いた。この席が特定の役員がいつも使う席だったとしても、”クレーマー”の所有物を随意に移動させることは、まずできない。
 

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