2010年08月13日(金)  邪念 IT BE.
 
部下とビリヤードへ。ゲーセンのオンラインクイズゲームで通算2勝30敗という大敗を喫した部下はこれ以上クイズで勝負を仕掛けてもプライドが傷付くばかりだから違う分野で勝負しようと、そんなやる気を医療分野で勝負してくればいいのにビリヤード行きましょう俺ケッコー得意なんでスと鼻息荒く申すのでどれ行ってみましょう。こう見えても私はマイキューを持っていたほどビリヤードに熱中していた頃があってね、学生の頃だからもう十数年前になりますか。それにしてももう3ゲームしたけれど君は1度も勝てないじゃないですか。
 
「だって……、打とうとしたら有線で懐メロがかかるんですもん。懐メロって暴力だと思うんです。ほれ懐かしいだろ懐かしがれよって強要してるようで。勝手に当時の思い出が浮かんでくるし」
 
人はそういうものを邪念と言うのだよ。音楽が聞こえないくらい集中すればボールを思い通りに操作することができる。お、これは君が好きなビートルズの「LET IT BE」じゃないか。ほら、この音楽に乗って頑張るんだ。LET IT BE.やればできるだよ。
 
「ジョンレノンはそんなチープな根性論は歌いません」そうか。本当の意味は何だっけ? 「なすがままです」そうか。日本でいう美空ひばりの「川の流れのように」のようなニュアンスか。そうするとサビがなんとなく「RIVER IT BE」って歌ってるように聞こえるね。まあ故事成語でいうところの人間万事塞翁が馬ってやつか。そうするとサビがなんとなく「レリヒーン レリヒーン ヒヒヒーン ヒヒヒーン」って馬の鳴き声に聞こえるね。はいファール! 次俺の番。
 
彼は自らの邪念を克服する前に、常に目の前の具現化された邪念に打ち克たなければならない。
 

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