2010年05月30日(日)  そうだ畏れないで。
 
仙台市が駅近くの区画整理事業地内に建てられるアンパンマンミュージアムの総工費数十億のうちの数億を出資することに、地域住民や議会から反発の声が挙がってるというニュースを聞いて、これは反発する者全てがアンパンマンの偉大さを全然わかってないからしょうがない。
 
アンパンマンは老若男女に人気があるわけではない。ある一時の人生のステージに立つ者のみにその偉大さが発揮されるのである。ある一時の人生のステージとは、2〜4歳の子供、またはその親である。
 
子供たちは週替わりで出てくる個性的なキャラクターに興味を持ち、親達は子供がブラウン管に目を輝かせている30分間に風呂を炊き飯を作る。そしてたまに子供と一緒にアンパンマンを見てみると、ガチで住民やアンパンマンを殺害しようとするバイキンマンの無慈悲な姿勢や、ドキンちゃんが垣間見せる扇情性、名犬チーズの悲しき道化など、愛と勇気だけを頼りに生きていかなければいけない私達も考えさせられる場面が多く、非常に魅力に溢れた作品なのである。
 
しかし仙台市は反対する。なぜなら2〜4歳の子供を持たない人達はそもそもアンパンマンに興味がないから。かつて2〜4歳だった子供を持つ親はすでにアンパンマンに興味がないから。現在2〜4歳の子供を持つ親はミュージアムが建設される頃には子供が大きくなってるので意味がないから。
 
そして結婚したばかりの夫婦はアンパンマンの偉大さを積極的に知ろうとしないから。結婚していない若い二人はアンパンマンワールドより二人の世界に没頭し、結ばれてもいないどこかの誰かはまだ見ぬ君に思いを馳せる。だから君は飛ぶんだ何処までも。
 

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