2010年03月02日(火)  ビックリ予防対策。
 
『人がいなくても水が流れることがあります(臭いや排水管のつまりを予防するための設備保護洗浄です)』
 
大型ショッピングモールのトイレで小便をしていたところ、小便器の上に上記の注意書きが書かれたシールが貼ってあった。小便が終わり、妻の元へ駆け寄る。
 
「ねぇ、トイレの便器にさ、人がいなくても水が流れることがありますってシール貼ってあったんだけどあれ何対策?」
「は? 何対策って、誰もいないとこで急に水が流れたらビックリする人がいるからでしょ」
「だったらビックリ予防対策? ということはさ、急に水が出ることの何にビックリするわけ?」
「何って、そりゃあ人によってはオバケとか霊の仕業かもしれないって思うんじゃない?」
「ということはさ、オバケなんてないさ対策ってことでしょ。要するにあれは、オバケじゃなくて機械が自動的に水流してるのでビックリしないで下さいっていう注意書きなんでしょ」
「まあ、そういうことになるんじゃない」
 
「変なの。オバケなんてないさ対策なんて、どれだけ過保護な対策なんだ。でもさ、万が一オバケだったらどうすんのって話だよ。気の小さい人はあのシールを見て隣で水が流れても”オバケじゃないオバケじゃない”って念じるわけでしょ。でもオバケなの。見えないからわかんないの。オバケはさ、なったことないからよくわかんないんだけど、日々見つからないように努力してるわけでしょ。だったらさ、あのシールはオバケにとって大助かりだと思うわけ。全部”設備保護洗浄”って言葉で片付けられちゃうからね。となるとさ、ああいう場所ほどオバケスポットになりうるってことになるんじゃない?」
 
妻は私の質問に答えず、靴屋に入って春用のパンプスを購入した。
 

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