2010年01月20日(水)  圧倒的不利。
 
「ヨシミさん、あとでちょっと話があるんですけど」なんて職場で平然と言う人やめて。もう10年以上中間管理職をやっている僕は「あとでちょっと話がある」のしんどさと怖さをもう身に染みて理解してるからやめて。
 
「仕事、辞めたいんです」という言葉が続くのではないかと、終始怯えているのである。もうホントこれは怖い。怖くてしんどい。トップに言うには緊張するし、同僚同士で喚いていても前に進まぬ。そんな時には中間管理職に丸投げドン。説得しつつも上に報告せねばならぬ。なぜならば本当に辞めると宣言したときに「君はいつから知っていたのかね」と絶対言われるんだから。僕の看護師生活は中間管理職生活でいつから知っていてどうして黙っていたのと尋問生活である。
 
今日も今日とて「ヨシミさん、あとでちょっと話があるんですけど」なんて言われて、「な、何? 何? なんの話? 今言いなよ」なんて狼狽すると、「話すと長くなるんであとで」なんて言われて、元来気が小さいものだからドキドキしながらその後の業務をこなして、「今時間ありますか? さっきの件なんですけど」なんて言われて、あんまり時間ないけど聞きますよ。どうしたの?
 
「いや、来週の飲み会の場所なんですけど、もういい加減あそこはみんな飽きてますよねぇ」
 
なんて言いよるんだよ。なんてこと言いよるんだよ。人の気も知らないで。というわけで僕は怒りました。てめぇ話すと長くなるんでなんて言ってたくせに飲み会の話かよ。飲み会の話だったのかよ。チョー嬉しいじゃねぇか。と、漫画だと涙流しながらプンスカ怒っているシチュエーションね。
 
というわけで間違った認識をしている人が多いんですよ。話せば長くなるってそりゃあ飲み屋の場所決めるんだから確かに話せば長くなるんだろうけれど、そういうことを言っているんじゃなくて、「ちょっと話がある」と、最初のコンタクトでその話のテーマを無自覚に隠していることが問題だと思うんですよ。
 
「ヨシミさん、あとで今度の飲み会の件についていいですか?」これでいいじゃない。どうしてできないの。なんてちょっと話がなんてもったいぶってんの。「ちょっと話」とテーマを隠すことによって、受ける方が圧倒的不利な立場に置かれることがわかっているのかね。俺の人生は本当に、圧倒的不利だ。圧倒的に不利だ。
 

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