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| 2006年10月19日(木) 飾りじゃないのよ涙は。 |
| 御ハナはまだ生後2週間なので、当然、言語を獲得していない。「あーうー」とか「えーうー」なんて言葉すらまだ出せない。大抵声を出す時は泣いている時という具合で、全く意志の疎通を図ることができない。 まぁ泣いている時は、失恋したとか仕事で疲れたとかそういう煩雑なものではなく、乳飲みたいか糞漏らしたかのどっちかなので、それらの要求に対し、適切な処置を行うことができるが、時々、乳でも糞でもないのにエンエン泣き続ける時があり、御ハナは一体何を望み、何を訴えようとしているのかわからずに夫婦して狼狽することがある。 そういう時は、だっこしてリビングをウロウロしたり、窓を開けて外を見せたり、音楽をかけたりしながら、「僕はどうすればいいんですか。何をすればいいんですか。何を望んでいるのですかー」と、情けない声で話し掛け続ける。それでも泣き止まぬ時は妻にタッチ。僕はウワーンと泣き叫んでベッドに身を投げる。妻は「どうしたのー。なにしたのー。どこいくのー。あれするのー」と、意味がわからないことを話し続け、それでも泣き止まぬ時は再度僕にタッチ。妻はクスンとベッドに横になる。 そんなことを繰り返していると、ピタッと泣き声が治まり、御ハナを見ると、私泣いてなんかいないわよ。そもそも私生まれてから泣いたことなんてないわよ。私は泣いたことがない。私泣いたりするのは違うと感じてたー。飾りじゃないのよ涙は、ウワァァァァン!! と、また泣き始めたりする。一体何なんだ……。呆然自失の夫婦をよそに、今日も御ハナはマイペースで泣き続ける。 |
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