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| 2006年09月30日(土) 全部ややちゃんが決めること。 |
| どっかの病院のデータでは、赤ちゃんが予定日に生まれるのは20人に1人の割合だそうで、うちも予定日まであと1週間となったが、20人に1人のデータなんて信じても意味がないし、生命の神秘をデータで計測できるほど人間は神のような存在ではないので、毎日話し掛けたり、散歩に行ったりして、ややちゃんが出てくる日を気長に待っている。 そろそろ3000gに達するそうで、いつでも出てきてもいいような状態なのだが、こればっかりは僕と妻の子、気まぐれ度は他の胎児を圧倒すると思う。追随を許さないと思う。ベビー用品も一通り揃えて準備万端なのだが、僕は看護師。夜勤という勤務がある。 どうか僕が夜勤の日だけには出てこようとしないでおくれ。ちょっと待ってね。えっと今月は4日、8日、12日……と、腹に向かって夜勤日を伝えている。僕の声を聞くたびに腹がぐにょっ、ぐわっ、ごぉらぁっ、という風に動くのだが、それが夜勤日を把握しましたということなのか、うるさいからオヤジ静かにしろといっていることなのかはわからない。 最近僕のお気に入りの場所は妻の膝の上で、膝枕をしてもらうと、ちょうど妻のお腹に向かって話しやすいので、僕が話し掛けてややちゃんが反応して、僕が笑ってややちゃんがダンスしてってのを繰り返していると、テレビを見ている妻が、「ちょっと二人とも静かにして。ややちゃん、同じとこばっかり蹴らないでぇ」と情けない声を出しながら僕を叱る。ママに叱られちゃったねー。僕らより細木数子のほうが好きなのかもしれんねー。と、腹に向かって話し掛けると、テレビから細木数子の怒声が聞こえてドキッとした。腹の中でもドキッとしてた。 |
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