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| 2006年09月09日(土) 最も最大。 |
| しつねん【失念】 1.うっかり忘れること。ど忘れ。物忘れ。「約束を―して失礼しました」 2.仏語。記憶をさまたげる心の作用。 失念なんて言葉、会話でも文章でも使ったことがない。しかしネットなどで時々見かける失念という言葉。「うっかり失念しました」なんて重複語句である。二重表現である。右に右折である。一番最初である。細かい詳細である。まだ未解決である。 僕はこの「失念」という言葉が恐ろしく恐い(重複語句)。「失念」という言葉を見かける度にドキッとしてしまう。念を失う。動詞の下に目的語がきたものなのか、上に否定の意味を表す字がついたものか漢字検定的によくわからないけれど、この「失念」という、うっかり忘れるどころじゃ済まされない恐ろしさみたいなものを感じてしまうのである。 株取引の世界では、株を買ったにも関わらず、名義書き換えを忘れたり、しなかった株主のことを「失念株主」というらしい。 言葉を変えると「うっかり株主」で、その言葉からちょっとオッチョコチョイなダメ社長という趣が感じられるが、「失念株主」となると、ちょっとしたミスで莫大な損失を被るような事の重大さを感じ取ることができる。「お客様……も、もしかして……失念……株主に……いやまさかそんなはずは……」と、なんだか切迫した物々しい光景が勝手に浮かんでくる株のことなんて全く分からないくせに。とにかく「失念」という言葉に昔から得体の知れぬ恐怖を感じているのである。 |
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