2006年09月02日(土)  一杯100円の奇跡。
 
妻と映画。昨夜、何を観るか散々迷った末、「日本沈没」「UDON」「僕の、世界の中心は、君だ」の3作に絞られる。「僕の、世界の中心は、君だ」は、妻の希望が強かったのだが、ストーリーもとい、タイトルの読点の付け方がどうも気にくわぬ。僕の、世界の中心は、君だ。粘っこい。未練がましいというか臭いというか。僕は、こんな臭い映画は、嫌だ。
 
というわけで「日本沈没」か「UDON」、クサナギかユースケという、ぷっすま対決になり、じゃあ終わってからどうせ昼飯食うから「UDON」を観ようということになり、結局その日の昼飯はマックに行ったんだけどね。
 
「UDON」前の彼女が香川県出身だったということもあって、何度か本場の讃岐うどんを食べたことがあるのだが、香川のうどんは本当に美味い。たかがうどんなんてと軽い気持ちで香川に向かうほど、初めて口にした時の衝撃がでかくなる。うどんを甘くみてはいけない。あの味は、香川でしか出せない味だ。この風景でしか生まれない味だ。
 
そんな穏やかな風景や空気が、スクリーンを通して伝わってくる。あぁ確かにこんな感じだったよなぁと懐かしく思いながら、やたらうどんが食べたくなったけれど、都内のどこを探したって、あの味を出してくれるうどん屋なんてありゃしない。讃岐うどんは僕にとってそれだけ特別な存在なのである。
 
ストーリーは、なんというかまぁ展開が読める安定したストーリーなのだが、安定しているが故に、うどんそのものに集中できる。香川に住む人の素朴さや、その人柄がそのまま表れたようなうどんや、やたら多い貯め池や、日産マーチ。僕にしか意味はわからないだろうが、香川といえば日産マーチなのである。この映画にもやたら日産マーチが登場する。
 
観て損はないが、観なくても損しない。そんな穏やかな安心感に包まれた映画「UDON」。僕の、四国の中心は、ここだ。
 

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