2006年08月21日(月)  渋谷沈没。
 
今年一番嬉しかったことが子供が生まれることだったとしたら、一番悲しかったことが今日財布を落としたことになるだろう。
 
財布を落とした。どこかに忘れてきたのか落としたのかそれともスラれたのかすらわからない。いつの間にか僕の尻ポッケから消えていた。
 
今日は妻と所用で渋谷に来ていて、所用を済ませ妻お気に入りのカフェでひと休みしてさぁ帰ろうって時に財布がないと気付く。はは僕の財布がないよ。でもないということはない。きっと1分後には「焦ったー。落としたかと思ったー」なんて言うと思って若干の余裕を持ちながら焦っていたのだが、30秒経ち1分経ち、その焦りがほんまもんになってきて、こりゃいかん。財布がないよ。ないよないよ。唐突に下された神様の試練。ダメダメそんなの乗り切れないよ。交番行こ交番。
 
と、意外と動転せずに淡々とした態度を取っていた理由はまずこういう場面は動転したって意味がないから。冷汗を流しながら財布を紛失して何に凹むかということを頭の中でリストアップする。
 
銀行のカード、これは銀行に電話して止めてもらったらいい。免許証、これは先日更新したばっかりで新しいやつなんだけど再交付してもらえばいい。ツタヤのカード、これも電話すればいい。あとなんやかやのカード、思い出せないくらいのしょうもないカードだろうだから意外となくても苦労しないのかもしれない。クレジットカード持ってないし。あと現金か。そんな何万も入ってたわけじゃないしね。
 
と、リストアップと同時に解決策を考えると、意外に動転するような要素がないことに気付く。なんとかなるといえばなんとかなる。さぁ交番に行こう。と、妻の手を引いて渋谷駅の交番へ。諸々の手続きを済ませ、はぁ疲れた。そこでちょっとお茶する? ってはは。そうだ僕はお金を持っていないのだね。全ての意思決定を君に委ねなければならない。それはとても悲しいことだ。亭主の面目が立たないよ。
 
本当に悲しいことは、あの財布は君が僕の誕生日に買ってくれた財布だということだ。誕生日は7月23日、今日は8月21日。あれ、1ヶ月も使っていない。現金とかカードなんてどうでもいいからあの財布だけは返して欲しい。君にも悲しい思いをさせたうえに僕は無一文になってしまった。財布、どこいっちゃったのかな。渋谷、沈没しないかな。
 

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