2006年07月06日(木)  赤ちゃんのお耳(ピクピク)。
 
日々大きくなる妻の腹をマッサージしながら、「僕、8+3って嫌いなんだよねぇ」と、思いついたことを独り言のように呟くと、「私は7+6が嫌い!」と妻が言った。意味がわからない。7+6=13で、別に困難を伴うような足し算ではないじゃないか。と言うと、私だって8+3が嫌いって意味がわからないわよ。10に1個余って11でしょ。何の問題があるの? と、負けじと妻。
 
じゃあ8+4は? と訊ねると、「私それチョー好き!」と大声で言って、その後「数字の1はなぁ〜に? 工場のえんとーつ(モクモク)」と、唄を歌い始めた。8+4が好きな意味も、突然唄を歌いだす意味も僕には全くわからないが、同様、妻は僕が8+3が嫌いな意味も全くわからないのである。
 
いやーしかし8+3ってのは曲者だぜ。8と3が合体して11になるって何か嘘っぽくね? と妻に言うと、「数字の3はなぁ〜に?」まで歌って数字の3が何かわからくて、わかろうとも思い出そうともしなくて唄をやめてしまった妻は、「何? まだそのこと言ってんの?」と冷ややかな視線で僕を見る。
 
打ちのめされた感覚に陥った僕は、「数字の3はなぁ〜に? 赤ちゃんのお耳」とこれみよがしに歌った。腹の中の赤ちゃんがピクピクと動いた。
 

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