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| 2006年06月18日(日) 生の貯金。 |
| 妻は毎晩11時には眠ってしまう。僕は毎晩2時に眠る。 「だから僕は君といても3時間は一人なんだ」と僕は言う。 「早寝早起きは健康にいいの。だからあなたは毎日3時間一人で過ごすけど、年を取ってあなたが死んでから、残された3時間の積み重ねの日々を、私は一人で過ごすの。それはとても悲しいことです。おやすみなさい」 そう言った5分後には妻は本当に寝息を立て始めるのだが、今日もなるほど妻の言葉。午前7時に起きて午前2時に眠る。起きている時間は19時間。一方妻は、午前7時に起きて午後11時に眠る。起きている時間は16時間。 僕は19時間活動して5時間眠る。 妻は11時間活動して8時間眠る。 眠りが抽象的な死だとしたら、妻は僕より毎日3時間多く死んでいるということになる。僕は3時間多く生きている。よって生きている時間が長い僕には、早く死が訪れて、毎晩3時間の生の貯金をしている妻は、生の貯金の分だけ長く生きることができる。僕は死んで妻が残る。それはとても悲しいことです。おやすみなさい。 ということを妻は言いたかったのだと思うが、そんな真実味のない仮説、メチャクチャな論理で僕はビビるわけがない。僕はこの3時間、話し相手はいなくなるけど、ゲームをしたり小説を読んだりと結構楽しい時間を過ごしているんだ。それをなんだ早死にするなんて。ビビるもんか。今を生きるぜオレは。と、思いながら妻の寝顔を見ていると、残される身にもなってみろという悲しい顔を浮かべているような気がして、昨夜は0時に就寝しました。 |
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