2003年01月10日(金)  プロポーズ。
昨夜未明、友人から電話。
「眠れないから相手してよ」
多分、僕は眠れない時の電話相手にうってつけなのかもしれない。
断らない文句言わない煙たがらない。
 
最近は寝る時間が早くなって、たいてい眠れい人が眠れなくて悩んでる時間は眠っているんだけど、
眠れない人のことを考えるとそうおちおち眠っていられないので眠るのをやめて
眠れない人の眠れない時間を共感することにしている。
 
この友人は風水に凝っていて
「今年は第六金精人の20年に1度の最高の年なのよ!」
と耳にタコができて墨を吐いて顔中真っ黒になって目も開けないし鼻も効かなくなるくらいことあるごとに言うのでうんざりしてしまう。
 
「しかも昭和51年生まれの乙女座は10年に一度の好運気なのよ!」
もういいとこ取りの寄せ集めである。
 
「だから早くプロポーズしてよ!」
何十年に一度の幸運気に僕と結婚してどうするというんだ。
そもそも僕たちは付き合っていないし、順序があべこべだ。
帯だって締めたことないのに
「背負い投げで金メダル取ってよ!」
って言ってることと同じだよ。わかる?
 
「ん? わかんない」
 
ていうかもう眠いんでしょ。電話切るよ。僕だって明日は早いんだ。
 
「待って待って! 初詣行こうよ」
 
行ったじゃないか。元旦の日に行ったじゃないか。
おみくじでキミは吉をひいて僕は末吉だったじゃないか。
吉と末吉はどっちが上か散々揉めて周囲の初詣客の嘲笑を買ったじゃないか。
 
僕は1月5日に他の女性と温泉帰りに初詣に行ったんだ。
そしてまた末吉をひいたんだ。どうやら僕の今年の運勢は、あまり良くないらしい。
良かった試しがないけどね。たいてい何をするにも末吉なんだ。
温泉旅行はすごく楽しかった。どうやら僕はあの温泉旅行で1年の運を全部使い果たしたようだ。
あんな贅沢と幸福に満ちた時間は一生過ごせないと思う。
 
「じゃあプロポーズしてよ」
 
じゃあの意味がわかんないよ。あべこべだよ。あべこべ。へへ。あべこべって言葉久々に使ったよ。
 
「結婚は妥協の産物なのよ」
 
キミはこれからプロポーズしようって相手になんてこと言うんだ。

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