2002年11月22日(金)  ターニングポイント。
夜遅く友人が遊びに来た。
風呂に入ってきたと言っていたけど、それがスッピンなのかどうなのかわからなかった。
スッピンじゃなかったらたいしたもんだと思った。
聞こうか聞かまいか迷ったけど、迷っただけだったので結局聞かずに来たるべくターニングポイントの話をした。
 
そろそろ僕は、何かのターニングポイントを迎えているのかもしれない。
 
「何か」なんて意味ありげに書いているけど、
自分自身の問題なのでその「何か」なんて理解しているに決まっているけど
とにかく近い将来、僕はターニングポイントを迎えると思う。
 
そういうことを具体的に友人に説明すると
「そぉかもね〜。そういう時期かもねぇ〜」
とキャラメルコーンを頬張りながら肯定した。
肯定してくれたので、僕が思っていることを包み隠さず話した。
 
秘密にしたのはキャラメルコーンは僕が寝る前に食べるおやつの為に買ったということだけ。
少しは残しててほしいなぁと思ったことだけ。
寝る前にキャラメルコーンを食べながら新しい小説を読もうと思ってたのに。
 
「まぁ、とにかく安定を望むのは時期尚早ってことね」
 
友人はそう言ってその話を締め括った。
部屋の隅にはアロマキャンドルが煌々とした炎を揺らしている。
 
「そろそろ寝ようか」
 
フーッ。僕はアロマキャンドルに息を吹きかけ炎を消そうとする。消えない。
フーーッ。続いて友人が消そうとする。消えない。
 
フーッ。フーーッ。フーッ。フーーッ。消えない。
 
「こうしようか、えとね、早くこのアロマキャンドルの炎を消したほうが幸せにな……」
 
ブーーーーーッ!!
 
「あ、ひどぉい! 言ってる途中なのにぃ!」
 
僕は全ての肺の機能を使って炎を吹き消した。
こういう問題は切実なんだ。

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