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| 2002年05月23日(木) 懐かしのラーメン。 |
| 3連休最後の日。 正午過ぎに起床して布団の中で「いいとも」を見て それに飽きると頭元にあった小説を読んで それにも飽きると布団に入ったまま最近撮った写真の整理をして 整理が終わるとプレステの野球ゲームをして 井川が松井にホームランを打たれたあたりからお腹が空いてきて 出前のピザでも頼もうと思ったけど 友人が最近ラーメン屋を始めたということを思い出して 歯を磨いて、顔を洗って、髭を剃って、少し出血したけれど 適当な洋服を着て、そのラーメン屋に向かった。 この友人の親は旅館を経営していて、友人自身は最近まで居酒屋を経営していたけど、 その居酒屋を従業員に任せて、自分でラーメン屋を建ててしまった。 最初は冗談かと思っていたけど、実物を見て驚いてしまった。 そういう背景からか、合コンではすごくモテる。 他の友人たちは危うくその友人の引き立て役になりかねない状況に陥るので精一杯の自己アピールをする。 僕はそういう自己アピールが苦手なのでそういう時は黙って酒を飲んでいる。 僕がいくら自分をアピールしたって敵わないものには敵わない。 無理に背伸びもしたくないので、最初から諦めている。 しかし、このラーメン屋、ドアが開かない。店内も真っ暗。営業中の看板さえ出ていない。 友人に電話。「おい、開いてないよ。潰れちゃったのですか」 「潰れてねぇよ」友人が店の窓から顔を出す。 「昼は2時までしかやってないんだよ」友人は皿を洗っていた。 「え?今何時?」僕はわざとらしくそう言う。 「『3時に会いましょう』が始まる時間」友人はぶっきらぼうにそう言ったけど、 今時『3時に会いましょう』だなんて。 「とりあえずラーメンの・・・高菜。高菜ラーメン」 「だからもう店閉めたって!」 「残念です。とても残念です。また来るね」 「おい!ちょっと待てよ」 友人はとても優しいので、僕を慌てて引き止めてラーメンを作ってくれた。 高校の頃、よくこの友人の家に寄り道して、腹が減ったと言っては インスタントラーメンにしっかりと具を入れて作ってくれたことを思い出した。 「趣味を兼ねて実益を生む・・・か」 僕は懐かしい味のラーメンをすすりながらそう言った。 友人は汗をいっぱいかいてとても大変そうだったけど 男の僕から見ても、そういう姿は格好良かった。 |
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