2002年05月05日(日)  罪悪感の欠片も。
今日は「子供の日」ということで、僕の幼少時代のことを書こうと思う。
数日前の日記で書いたけど、小学生時代、僕は近所でも有名な万引きグループの一員だった。

小学5年生。勉強もできなくて遅刻ばかりしてなぜか相撲だけは強かった僕達5人組は
放課後になると目を輝かせて、お目当ての店を物色していた。
 
教科書も筆箱も入っていないランドセルに僕達が入れるものといえば、
レジを通っていないプラモデルとビックリマンチョコだけだった。
小学5年生5人組。僕達は万引きに対するそれぞれの技を持っていた。
 
【西部劇】たっぴー(あだ名)の技。
万引きした駄菓子をライフルの弾のようにベルトに並んで挟む。
長くてダボダボのTシャツを着ていないとこの技は難しい。
たっぴー(あだ名)のお兄ちゃんは中学生でヤンキーで僕達の強い味方だった。
 
【じったまん】もんどー(あだ名)の技。
靴下を直す振りをして駄菓子を靴下の中に入れ込む。この技は短パンでは難しい。
僕達は靴下のことを「じった」と呼んでいたのでこの名前がついた。
もんどー(あだ名)は大学を中退して胃腸を悪くした。
 
【滝シャワー】ソリコミ番長(あだ名)の技。
店内で物を落とした振りをして下を向いてランドセルをわざとひっくり返す技。
店内の床に散乱したノートやエンピツを回収しながらどさくさに紛れて
近くのビックリマンチョコもランドセルに入れる。
滝やシャワーのようにランドセルの中身が落ちるのでこの名前がついた。
このソリコミ番長(あだ名)は関西に就職して「寂しいよ」と電話がきて行方不明になった。
 
【デカ靴】こっぱ(僕のあだ名)の技。
お母さんの手違いで僕は当時2センチも大きいサイズの靴を履いていた。
店内で靴を脱いで手に取った飴玉やガムを脱いだ靴の中に放り込む。
で、足の指を靴の中で曲げれば結構物が入る。この技が外見上一番ばれない。
 
【指示】かわかみくん(あだ名なし)の技。
かわかみくんは「いつかバチが当たる」とか言って、全く自分の手を汚そうとはしなかった。
でも一緒に店内に入って見張りやおとりをしてくれた。
かわかみくんは大手電気会社に就職したけど何かを内部告発してそれがバレてクビになった。
 
書いているうちに懐かしくなって、罪悪感でせき止められていた思い出が
決壊したダムの水のように流れ出したので、明日も続きを書こうと思う。

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