2002年04月29日(月)  学級委員長。
決して頭は良くなかったけど、小学校の頃、学級委員長になることが多かった。
 
学校での生活態度や成績や教師への従属度で学級委員長になるのではなく、
僕のようなタイプの人間は、「あいつが委員長だと面白いかも」という
根拠のない理由や冷やかしやその場ののりと、多数決という数の暴力で学級委員長に祭上げられることが多かった。
 
そして案の定、僕が振るうクラスへの采配は散々なものだった。
僕は昔から責任感というものが欠けていて、自分さえ良ければいいという
ある意味マイペースな性格だったので、クラスの話合いも積極的ではなく、
「運動場を飛行機の滑走路にしよう!」なんて馬鹿みたいなことばかり言っていた。
 
それでもクラスのみんなはとても楽しそうで
悪いことをしても責任は委員長が全部負えばそれで済むわけで
僕は幼少の頃から、人への謝り方を知っていて
自尊心の欠片もなく教師へ「ごめんなさいぼくがぜんぶわるいです」なんて
頭を下げながら見えないところで舌を出したりしていた。
 
小学校の頃は、たいてい謝ればそれで済んだ。
今みたいに始末書を書いたり上司から愚痴を言われたり減給になることは、まずなかった。
 
無責任極まりない学級委員長は、新学期が始まる度に委員長に指名され、
指名される度に確実に票を伸ばし、票が伸びる度に担任は嫌な顔をした。
 
小学5年の頃、僕達の万引きグループが店員に捕まり、
学級委員長がスーパーで万引きという大事件を引き起こした。
僕は担任に「委員長は万引きをしちゃあいけないんですか!」と言ったら
担任は目に涙を浮かべて僕をビンタした。
 
その担任の涙のビンタで、僕は生活態度をがらりと変えた。
 
という風になるわけがなく、それからも万引きこそしなくなったが
生来の無責任さは変わることはなく、狡猾さや腹黒さばかりが成長して現在に至っている。
 
彼女に「私が心の底から何を言ってもあなたは何とも思っちゃいない」
と言われるのは、僕が昔、学級委員長をしていたからなのです。

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