2002年01月05日(土)  穴があったら埋めてやりたい。
新年最初の休日。朝8時、ドアを強くノックする音で目覚める。
「おはようございます。○○建設です」
元気な声のお兄さんが2人。僕は頭ボサボサでしかめ面。
昨日の水漏れの原因を調べに来たらしい。
 
「ちょっとキッチンの床を調べさせて下さい」
「どうぞどうぞ」
 
と言って、僕は部屋に戻り、再び布団の中に入った。休日の朝8時に目覚めるなんて馬鹿らしい。
 
バキッ!バキバキッ!ゴゴッ!ガガガガガッ!ボコッ!カキーン!バキッ!
尋常じゃない音で目覚める。慌ててキッチンへ行く。
元気な声のお兄さん2人が、それぞれ大くて鋭利な刃物と大きくて物騒なのこぎりを持って、
キッチンの床に人1人入るくらいの大きな穴を開けていた。
 
「・・・・・」
僕は呆気に取られる。ちょっと調べさせて下さい。と言ったのに、なんだか大掛かりな仕事になっている。
ちょっとキッチンに大きな穴を開けさせて下さい。と言っていたら僕も納得できたのに。
 
「あ、すいません、ちょっと浴室も調べさせて下さい」
「どうぞどうぞ」
 
バキッ!バキバキッ!ゴゴッ!ガガガガガッ!ボコッ!カキーン!バキッ!
予想した通りである。
 
いつの間にか工事の人が6人くらいに増えていて、
「○※×□がちょっと詰まってて△×±◇※を取り替えなくちゃいけない」
など、僕にはさっぱりわからない会話を交わしている。
その頃には、僕はもう眠れなくなっていたので、仕方なくキッチンに座り、工事の行く末を見守っていた。
 
「この穴・・・どうするんですか?」
さすがに僕も心配になってきたので、一番気の良さそうなお兄さんに話し掛ける。
「あ、来週、キッチンの床と浴室のタイル張り替えますので」
あ、来週ですか。ってことはこの床の穴はこのまんまですか?
「そういうことになりますね」
そういうことになりますね。って。
 
というわけで
 
新年最初の休日に僕の部屋のキッチンと浴室には大きな穴が開きました。

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