2001年11月15日(木)  僕の午後、君の午後、きっと午後。
夜勤明けの午後は眠たくてたまらない。
 
夜勤明けといっても、僕の職場の夜勤は正午まで仕事なので、
コンビニで弁当を買って、部屋に帰って洗濯をして、その間に弁当を食べて、
メールチェックをして、ソファーに横になり、午後の退屈なメロドラマを見る頃には
もう、うつらうつらして、洗濯機はまだゴトンゴトンと脱水の音がするけれど、
あぁ、もう洗濯物は起きてから干せばいいや。
と自分にとてもスィートな僕は快眠の誘いに容易に身を委ねるのである。
 
今日は一緒に夜勤をした先輩と仕事が終わってから食事に行った。
僕はいまいち乗り気ではなかったけど、話の流れ上、同席することになってしまった。
 
話の流れ上、とか言っても実際は至極単純。
「今日はどっかでご飯食べて帰ろうかしら」
「あ、それじゃ僕も行きます」
それだけ。僕はこういう場面でどうしても断ることができない。
断るも何も誘われてさえいないのだけど、
「今日はどっかでご飯食べて帰ろううかしら」
という先輩の何気ない言葉に敏感に反応してしまって、
(もしかして、これは誘われているのではないかしら)と考えてしまうのである。思考の1人相撲である。
 
先輩もわざわざ夜勤明け後の予定を僕に報告することないのだ。
と考えたりもするけれど、それはちょっとわがままっぽい。
 
日替わりランチのハンバーグ定食にうんざりしながら
――昼寝前にハンバーグ定食なんて好んで食べようとは思わない。
「先輩、今からどこ行くんですか?」と訊ねる。
「パチンコ」オムライスを口一杯に頬張りながら答える。
「あなたは?」熱いはずのコーンスープを平気な顔ですすりながら問われる。
「僕は、帰ってすぐ寝ます」ハンバーグを小さく刻みながら答える。
「ふっ。つまんないの。なんだか勿体無いわよ。昼寝なんて」
 
つまんないも勿体無いも、僕の時間だからどう使ったって構わないじゃないか。
と思ったが、相手は先輩なので、先輩の水のおかわりを注ぎに行った。

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