2001年11月02日(金)  結婚前夜。
図書館でレポート作成するはずだった金曜日。
ふと目が覚めると午後1時。あくびをしてから溜息を吐く。
もはや図書館に行く気力さえなく、今日の休日はパジャマのまま本でも読もうと思った金曜日。
 
友人からの電話。アパートの駐車場を見て僕が休みだと知ったらしい。
「今日は外回りのお仕事なので貴方の家でお昼ご飯を食べます」
このキャリアウーマンの友人は、いつもキャリアウーマン的な装いをしている。
今日も例外ではなく、キャリアウーマン的装いで僕の部屋に登場した。
 
このキャリアウーマンは、最近何かにつけて結婚の話を持ち掛ける。
今日は結婚したことを前提に、僕達が作る家庭について話し合った。
新婚旅行は何処。部屋は幾つ。子供は何人。寝室は別々。
 
「マイホームとは別に自分だけの部屋を違う場所にもう一つ欲しい」
というと、友人は一瞬にして顔を歪め、一気に窓際まで駈け寄り、窓を開け、世間に向けて大声で
 
「キャァーーーッ!!」
 
と叫んだ。僕はビックリして、冷や汗だけが胸や背中をつたった。
この日記が創作ならば、もう少し物語の前後を考えるのだが、
事実はそうもいかない。何の前触れもなく、突然窓を開けて叫ばれるのだ。
たまったものじゃない。
 
そして友人は何食わぬ顔でテーブルに戻り、話の続きを始めた。
 
というわけで、この人は仕事に戻らなくてもいいのだろうか。と思うほど
長く理想の結婚生活の話を語り続け、とうとう職場から呼び出しの電話がかかってきて
ブツブツ言いながら帰って行った。
 
誰もいなくなった部屋で、ゆっくりと結婚生活について考えてみる。
やっぱり、どう考えても、僕には早すぎるし、友人には遅すぎると思った。

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