2001年09月23日(日)  新しい世界。
9月21日の日記の最後の行の少々危なかしい決意を
その二日後に実行した。
  
9月20日の夜、予想外の人数で行われた懐古的食事会。
数年振りに出会うその女性。僕達は昔を懐かしみ、酒を交わす。
その女性は友人と僕の部屋に泊まり、「バカオトコ!」と叫び、
テーブルの上に短いメッセージを残して去っていった。
  
今回の告白するという行為は、
関係の発展も将来の展望も期待されていなかった。
それは僕なりの「儀式」だった。
  
新しい場所へ行くために解決しなければならない大きな問題だった。
  
世の中には、そういう背景の告白だって存在する。
ミルコ・クロコップの悲壮感漂う試合のように、勝てぬ戦も時には必要なのだ。
  
悲壮感漂うその告白は実際に僕の口から発せられたが、それは僕の体を媒介として、
他人が言っているような、学芸会の脇役が数える程しかないセリフを棒読みで言うような、
そんな口調だった。
  
二人の時間が止まり、その瞬間過去がフラッシュバックして蘇える。
あの雨の日。あの放課後。あの夜。あのクリスマス。あの夜勤明けの朝。
あの雨の日。あの雨の日・・・。
  
言葉にするには遅すぎた歳月。
1つの「現実」が、1つの「過去」となって定義される瞬間。
   
ようやく1つの物語が終了する。
バッドエンドでも、もちろんハッピーエンドでもない。
しかし、それは確かに静かに幕を閉じた。
   
それは
  
新しい場所へ行くために解決しなければならない大きな問題だった。

-->
翌日 / 目次 / 先日