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| 2001年09月11日(火) 他人の人生のイニシアチブを握ることができるか。 |
| 数年前、母校の商業高校で公演をしたことがあった。 卒業生はどのような職業に就き活躍しているか。というような内容。 その公演には僕の他、同級生が2名呼ばれていた。 卒業後、専門学校に進学し、プログラマーになった男性。 卒業後、大学に進学し、商業高校の教師になった女性。 卒業後、看護学校に進学し、看護士になった男性。 この中で高校で学んだ知識が全く生かされていないのは僕だけ。 情報処理科を卒業し、プログラマーや教師になるのは珍しいことではない。 しかし、看護士になるのは珍しい。というか初めてだろう。 まるで全くの畑違いの職に就いた珍獣を披露するために僕を公演に呼んだのではないかしら。 最初に、立派なプログラマーとなったかつての同級生が発表し、 次に、見違えるような姿の教師になったかつての同じクラスの子が演説し、 最後に、商業高校の学生相手に「看護とは」を熱弁する私がいて、 これはやっぱり、退屈な学生の為に、私を3段オチに使っているのではないかしら。 と思えてきて、最後の方ではなんだか馬鹿らしくなって、 「自分のためよりも、相手のために何かしてやろう、と思う人は、 是非、看護学校に進んで、自分の内面を磨くべきです」 などと無責任な事を言って無理矢理、演説を終了させたわけだが、 それから数年後の今日、 ちょっとした資料を探しに看護学校へ行ったら、 僕の元へ走り寄って来る女性が2人。 そのうちの1人が、 「先輩のあの時の公演で、この学校に進むことを決めました」 などと言う。 その場では、「おぉ!そうですか!実習など大変だけど頑張って!云々」などと励ましたけれど、 やっぱり、人の人生までを左右する無責任な発言は、どうかしら。 と感じたわけで。 あの公演の時に、もう少し、心を込めて演説すればよかったと 少しばかり後悔するのでありました。 |
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