2001年08月08日(水)  池袋 9
長かったビジネスホテル生活も今日で最後。
荷物をまとめてフロントへ向かう。
エレベーターの中で外国人夫婦に声を掛けられる。
しきりに笑顔で何か話し掛けてくるが、まったく聞き取れない。
目線はエレベーターの階表示を見つめる。
6F・・・4F・・・2F・・・
1Fへ降りるまで、想像を絶する時間の長さ。
話し掛けられている間、常に愛想笑いという日本人丸出しの応対。
自己嫌悪に陥る。

エレベーターを降りる。フロントへ向かい、チェックアウトする。
駅に向かう途中、胸のど真中に「東京」とプリントされたTシャツを来た外国人を見た。
私が、職場で胸のど真中に「病院」とプリントされた白衣を着るのと同じ事だ。

渋谷で降りて少し買い物をする。
どこに何のショップがあるかわからない。
計画性がまったくない。ただ山手線に乗っていて「渋谷」と聞いてそのまま降りた。

「あなたってこう見えて結構行き当たりばったりの生活してるよね」

食事に行く約束を忘れてそのまま東京に行ってしまって、
その約束を今日思い出して、慌てて(遅すぎる焦躁感)電話して、
謝った後に、その女性に皮肉半分そう言われた。

行き当たりばったり。

飛行機の中でそのことについて考える。
なにが計画的で何が行き当たりばったりなのか。
計画的行動の中の行き当たりばったりを立証するものは何か。

行き当たりばったりの乱気流で飛行機が揺れる。

アパートに帰る前に、ある所に寄って、
形而的状況で形式的な自分なりの儀式を終わらせる。
そしてそれはある形を残して全てが終わった。

全てが終わって、この時から新しい何かが終わり出した。
(始まりは全てが終わりへ向かうことを意味する)

前を向いて歩こう。下を向いても涙なんて出ないから大丈夫。

東京編終わり。

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