2001年07月26日(木)  隠した場所。
休日を消した。仕事に行って、笑顔を振りまく。
週末までの夜の予定を全部決めた。誰かに触れる。
ビデオを借りた。いっぱい借りた。眠れるまでの時間をこれで稼ぐ。

「何か」を「どこか」へ押し込む。
僕もわからないようなところへ隠す。

昔の彼女の手紙や写真のように、
大切にしたいものほど、凝った場所に隠す。
いずれ、どこへ隠したかわからなくなる。

だけど、それは、どこかにある。
消えてはいない。
隠してあるのだ。どこかに存在しているのだ。

そして、不思議な安堵感が得られる。
前へ進める。

職場での笑顔に
友人と行く居酒屋に
ビデオのケースに
枯れてしまった涙に
携帯のメモリーに

少しづつ、細かく分けて、いろんなところに隠しましょう。

時々顔を出すけれど、
気にしませんように。

ジグソーパズルのピースを1つ1つ集めていくと、
完成してしまうから、もとへ戻ってしまうから、

かけらはかけらのままで、
そっとしておきましょう。

「あーっ!ハラヘッタ!飯食いに行くぞ!」

空腹感なんて感じられないけれど、そう叫んでみましょう。

隠しているものが、何処へやったかわからなくなるように。

-->
翌日 / 目次 / 先日