2001年07月22日(日)  3匹の子ブタ外伝。
3匹の子ブタの長男は、あの狼の一件が済んだ後も、レンガを積み重ね続けました。

その理由は、北風でした。
最近、北風が猛烈な勢いでレンガの家を吹きつけるようになったのです。
長男子ブタは毎日毎日、家の北側にレンガを積み重ね、北風から家を守り続けました。

北風は毎日、陽が暮れる頃にやってきます。
「ぷぅぅぅ〜!!」北風はほっぺたをおもいきり膨らませて、壁を崩そうとします。
「へへん。そんなの平気さ」
長男子ブタはレンガの家の中で暖炉に当たりながら自信たっぷりにそう言いました。

北風は、その冬の間、毎日やってきてレンガの家を崩そうとおもいきり息を吹き続けました。
長男子ブタは北風がやってくるたびに北側の壁を高くしていきました。

「もう、北風が10人やってきても平気だよ」
長男子ブタは狼も、北風もやっつけることができたのです。

寒い冬が過ぎて、春が来て、やがて夏がやってきました。
北風はもういません。

南から入道雲がやってきました。
入道雲は南風をレンガの家におもいきり吹き付けてみました。

北側の壁だけ強いレンガの家は、


あっという間に崩れ去ってしまいました。

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