2001年04月21日(土)  寡黙的日常図。
電話が鳴り続ける。面倒臭いので取らないでいるとドアをノックする音。

「出てきなさいよ〜!!」狭いアパートの廊下に怒号が響き渡る。
渋々ドアを開け、笑顔で迎える。こんばんわ。どうしたの。

「ちょっと時間潰しに来ました」
「あいにくですが・・・」
「10分しかいれないの」
「いや、そういう事じゃなくて」

女性はいつだって強引だ。

「僕も今から予定が・・・」
「あっ。コーヒー買ってきたよ」
「まぁゆっくりしていきなよ」

男はいつだって単純だ。

そして僕はコーヒーをすすり尻をかき、友人は雑誌をめくりながら尻をかく。
今時の女性は平気で人前で尻をかけるらしい。
価値観は時代によって変わるものなのだ。尻をかくのに礼節などは無用の時代なのだ。

その間、一言も喋らず。

僕は基本的に相手が話すまで自分からは話をしない。
常に受け身の立場。
人に何かを伝えるより伝えられる方が楽なのだ。

僕はキッチンで黙ってコーヒーをすすり、友人は部屋のソファー
に横になり黙って雑誌をめくる。

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