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| 2001年03月06日(火) 白昼夢。 |
| 夜勤明け。すこぶる眠い。 アパートに戻ってやりたい事が山のようにあるのだけど まぶたが重い。部屋のソファーが僕を呼んでいる。 「こっちに来なよ。フカフカだよ。」 「いや、僕にはまだやる事があるんだ。第一まだ昼食も摂っていない。」 「ナポレオンが言っていたよ。昼食より睡眠を優先して然るべきだ。って。」 「いや、そんな事言うはずはない。第一ナポレオンはあまり眠らなかったはずだ。」 「歴史上の偉大な人物は過剰評価されるものなんだよ。」 「いや、今はそういう話をしてるんじゃない。」 「じゃぁこっち来て眠りなよ。」 「だからやる事がある。第一まだ帰ってきて着替えもしていない。」 「金正日が言ってたよ。洋服は毎日同じ物でも構わない。って。」 「あ。あの人だったら言うかも。」 「でしょ。」 「ウソだよ。」 「あ。そういえばボクの左端のトコロ、糸がほつれちゃって中身が見えるんだ。どうにかしてくれない?」 「3年も使えばそういう事だってある。」 「どうにかしてくれない?」 「よし、新しいソファーに買い替える。」 「いけずぅ。」 「消費社会だ。高度資本主義社会は消費こそ美徳なんだ。」 「そういう割には毎日テレビじゃ不景気って言ってるじゃないか。」 「ソファーと景気の話なんてしたくないね。」 「冷たいのね。」 「眠いだけさ。」 「じゃぁ眠りなよ。」 「そうしよう。」 ソファーの勝ち。 |
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