2000年11月24日(金)  寒かったあの頃。
ストーブを出した。
私はヒーターを使うとノドをやられてしまうので昔から使っている石油ストーブを今でも使っている。

コタツは使わない。あれは、だらけてしまう。あのコタツの中には人のやる気を萎えさせる怪しい光がある。
カルト宗教に入信して脱退できなくなるように、コタツに入ると一生出れなくなるような気がする。あれは、いけない。

ストーブはいい。上にヤカンを乗せるのがまたいい。情緒豊かである。
日本の夏はキンチョーなら、冬はストーブの上のヤカンである。シューシュー。

こうしてストーブを出すと学生の頃を思い出す。
独り暮らしで何もかもが寒かった。
財布の中身も学校の授業も彼女との関係も寒かった。すべて凍て尽くされていた。
今思い出すと懐かしさと寂しさと愛しさと切なさと心強さと。おそまつ。


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