a hermitage

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2011年05月12日(木) 参観日

一昨日の火曜日、
参観日で学校に行ってきた。

離れてまだたったの2日だけれど、
チビタに会えるのが嬉しくて嬉しくて、
でも、楽しみにしすぎたせいなのかどうなのか、
体調は最悪で、
頼まれていたものを届けなきゃいけない!
保育園から参観はずっと皆勤なのに、チビタが待ってるはず
(待ってないか???)
と、体に鞭打ち行ってきました。


とりあえず教室まで行ったものの、
立っているのも辛くて、
すぐに寮に行き鍵を貰って、
懇談会の2時過ぎまでチビタの部屋でベッドで休んでました。

これはいい休憩場所ができたwww


シンとしてた寮で、洗面所でなにやらガタゴト音がしだすので
なにかしらと見てみると、
寮生のお母様方がそれぞれ子どもの部屋をかいがいしく片づけていました。

子どもの部屋にあがりこむなんて私くらい?と思ってたから
ちょっと安心^^

そして、今年からクラスメートになった隣室の子のお母様とお話して、
「寂しくて泣けるでしょ?」と言われ、
はい、ずっとずっと泣いてますって言うことができた。

その子は小学生の頃から体も精神面も大人びていて、
寮に入れても大丈夫と思って入れたけれど、
離れてみると、しっかりした子だとか関係無いんだ、
かけがえない子なんだって気が付いて寂しくなっちゃって・・・
と話してくれた。


ずっと否定されていた「息子が居なくて寂しい」って気持ちを
初めて共感してもらえて、
すごく嬉しかった。
寂しいのは今も変わりないけれど、
やりきれない気持がこみ上げてくる感じが少し収まって、ちょっと楽になった。


授業を終えて部屋に戻ってきたチビタは、
「お母さんが来てるから」と鍵をかけて友達を閉めだして
「つかれたー」と一緒にベッドに寝転がって
以前のように、目が合えば「えへへ」と笑ってた。


寮にチビタを取られてしまったような寂しさもあったけれど、
寮母さんも寮監さんも、この部屋に勝手に入ることはできない(はず)、
でも私は、勝手に入って自分の部屋のように居ることが許される、
これも、落ち着いた理由のひとつかも。
書いてて自分でもバカみたいだけれど、
家より寮を選ばれた嫉妬の気持ちもあったんだと思う。

こりゃ、お嫁さん貰ったら大変だ!
同居は嫌だと思ってたけれど、
逆にお嫁さんもひっくるめて見ていられるから
同居の方が私には向いてるのかもしれない。



懇談会は、かなり実のあるものだった。
今年の担任の先生は、とても頼りがいのある感じ。
受験に向けてのサポート体制や、生活面での細かいことや、
堂々と話して下さった。
ぶれない芯があるイメージ。



チビタのクラスは、開業・勤務いろいろだけれど、
ほとんどがお医者様のご家庭。
「チビタくんはどうして医師を目指してるの?」と尋ねられ、
「小学生の時は、人のためになりたいとか言ってた。
 今は、違う職業にも興味はあるけれど
 このご時世、就活で勝ち抜く自信がないからっていうのも。。。
 私も“無敵の資格”を取ってほしいと思うんです」
と本音を。

「そうよ!医師免許は無敵よ!
 職にあぶれることは絶対ない!
 待遇が気に入らなけりゃ良いところに次々代わって行けるし。

 親類の東大や京大の子も就活で大変そう、
 寸前でやっぱり医者にはならないって非医学部にした子も
 一流って企業に行ったけれど「やりたいことと違う」って言ってるし。
 
 医者になりたいってここまで来たからには、
 もう変えない方がいいわよ!

 国立がダメだったら、奨学金で私立にすればいいのよ!
 すごい借金をするみたいだけれど、
 研修を終えたらたちまち年収一千万って信じられないだろうけど
 本当だから、すぐ返せちゃうから大丈夫よ!」

いとも簡単に言ってくれる^^;
借りるってところから難しそうじゃないか。。。

ますます遠い世界に思えてきた。

チビタ、大丈夫なのかな???

世の中、やりたかった仕事に就いてる人ってどれくらい居るんだろう?
スポーツ選手くらい?
それも「いつまでできるか」って考えると不安がつきまとう仕事だし。
責められてばかりなのに政治家って仕事を辞めないでいるのも不思議だし。

なんでもいいから、チビタには仕事が楽しい、
毎日が楽しいと思っていてほしいな。








 
 


伊織 |BBS