文字姫
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仕事と恋愛。→→→2005年11月17日(木)
少し前に、学校で就職のガイダンスみたいなものがまた設けられた。

こういう就職の話をされる機会があると、もちろん来年の就職活動を意識するし、「来年」はもうすぐそこまできてる。

あたしはまだ英検を取ってないし、秘書検も取りたいし、できるならマナー検定も取って、パソ検も準1取ろうか考えてるし、TOEICで600点以上は取らなきゃやばいと思う。

だけどどれも取れる保証はないし、英検は落ちるし、学校で部活動や委員会にも属してなくて、バイトは履歴書にとても書けないようなバイトで、1年生の時になにを頑張ったのかと面接官に聞かれた時、あたしはなんて答えればいいだろう。

早い話、週1、2で効率よく夜の仕事で稼ぎながら、なんとなく学校通って、たまに資格取ろうとしてみたりしながら彼氏と遊んでましたっていう1年だと思う。

勉強はテストのときと宿題でしかしてないし、もちろん英会話なんてまったく通う気配もなければ、留学も怖気づいてしなかった。

「英文科だ。英語が得意だ」なんて、口が裂けても言えないし隠したい。

そんなあたしを雇う会社がどこにあるんだろう。
「1年生の時に頑張ったこと」としてあたしが逃げられるのは、詐称して前のコンビニでバイトしてたことにすることか、資格取得に努めてたことにするかのどちらかしかない。

普通はここでアルバイトを頑張っていましたって言えば通るところなのに、わかってたのにダミーのバイトなんて面倒でしなかったあたしがばかなんだけど。

就職のこと、近い将来のこと、遠い将来のことを考えたときに、いちばんひっかかるのは彼のことだと思う。

「彼のせいで」っていう考えが間違ってることも、よくないこともちゃんとわかる。
彼がいなかったらもっと夜の世界にはまってただろうこともわかる。

だけど夜中にしか会えない彼と、頻繁に会ってばかりいられないことももうわかってる。

勉強しなきゃいけない。
だけど元々やる気がなくて面倒くさがりでラクな方に逃げたがる意志薄弱なあたしは、焦りながらもやらない気がする。

自分でやらない気がしてるんだから、その時点で本当にやらないんだと思う。

あたしの一生のことなのにな。

母を見てるから、専業主婦にだけは絶対なりたくない。
だけどパートのおばさんにもなりたくない。

なにをしてても「こんなことするために生きてるんじゃないのに」としか思えない気がする。

頑張らなきゃ。

あたしが頑張れば生活は充実してくると思う。
受験の時みたいに。

だけどあたしが頑張って、意識が高くなった時に、今と変わらずに、いい加減な彼と付き合っていられる自信はない。

充実してるあたしは、彼ではなくて、タカや、あの人みたいな人を好きになるはずだから。

この考えは付き合ってずっとあった。

あたしはこの時点で、彼を本当に好きだと言えるのかがずっとわからなかった。




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