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ラットマン


なんなんだこの複雑に入り乱れた話の
経路は。。

「ラットマン」
道尾秀介 著



作者の思考回路、脳みそから出てるのか奇想天外な発想
その突き抜け方に感服する。

かといってどこか行くへ不明になる
わけではなく、道筋の近辺で
人間の持つ体温のまま
迷子にさせず、読み手を
着地させてくれる道尾秀介の本が面白い。

何より今回の
「ラットマン」
ストリー自体が面白い。
家族、友達、恋人関係、嫉妬、本当の仲間とは

それぞれの闇に潜む考え、思い、愛
そこには大きな勘違い、思い違いも存在している事を
著者のみが承知の上で
あらゆる角度から攻め続け
セキララに綴られ続ける326ページに
終始やられっぱなしの俺がいた。

そして、ページから飛び出して来れた今
ジェリー・ジェフ・ウォーカーを聴こう。



そして
お湯に
ほんのちょびっと
「さつま白波」を
たらそう。

2020年12月09日(水)

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