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一番POPなアルバム


朝の5時
目が覚めてしまった。
音楽が聴きたくてたまらない
その気持ちが早起きさせたんだ。

まだ街は眠りの中
大きな音でかけられない。

マイルス・デイヴィスを聴く。
暗闇に細いワイヤーのような純粋な光を瞬時に放ち
叫びにも、悲鳴にも、怒りにも、悲しみにも、似て非なる
マイルス・デイヴィスの
一気に天まで突き抜けるような金属的なトランペットの音。
そして静寂。
そこに浮かび上がる音の波紋。
うねるリズム。絡み合うピアノ。




陽が昇りかけているときに聴く
マイルスに身を委ねた。





外が明るくなってきた完全な朝
マイルスの「IN A Silent Way」を聴く
流れる清流の如く、キラキラ輝く水
スローに見える波打つ映り





自分の家のスピーカーから放たれる音が
良ければ全てそこで安心する。
自分の家のスピーカーから流れる音は
俺ん家の音。

ちょっと申し訳ないが
完全な朝になったことで少しボリュームを上げさせてもらった。
ザ・ローリング・ストーンズ。
『STEEL WHEELS』
ストーンズのロッケンローアルバム。
軽快でたまに聴くとかなりゴキゲンになる。





もういっちょストーンズ。
『VOODOO LOUNGE』
貫禄のあるロックンロールアルバム。
腰にくる。





午後からは
元気になりたく
あったかい気持ちになりたく
SOUL MUSICをかける。
大音量。

CHARLES SMITH
ソウルフルでありPOPであり
キメキメで巧みに感じるオシャレなサウンド。
しびれる。





LATTIMORE BROWN
ソウルミュージック万歳。
涙が出るほどあったかい気持ちになる。





なんだか気持ちが、あったかくてPOPになってきたところで
我が家にあるアルバムの中から
俺が一番POPだと思っているアルバム。
POPの概念もわからんが
「これぞPOPだろ」と思っているアルバムがある。

俺が思うPOPとは
まず根本にROCKがあること。
そして聴きやすいこと。
うねっているサウンドはあからさまではないが
確実にROLLしている。
そして
気持ちがポッとなる。


それは、これなんだ。


Bob Dylan
『武道館』







初来日の時のLIVEアルバム
最高にイカしてる。




2020年03月08日(日)

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