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LIVE終了そして次回は


3月1日(日)高円寺ALONEのライヴ
無事に終了した。
前日までの「いやな感じ」をひきづっていたが
ギターを持ちジャランと鳴らした瞬間
不思議なもんで
嫌でもなんでも向かっていくしかない
生きていくしかない、そんな気持ちが湧いてきた。
LIVEがある。
死にかけている自分の魂を
生き返らせてくれる。
「よっこいしょ」と重たい体を持ち上げ
気合い入れてステージに向かわせてくれる。
それは生きる活力になっている。
ステージに向かうのは時としてとても苦しい時があるが
死にかけた魂を奮い立たせ立ち向かわせてくれる。
LIVEをやっていない生き方を知らない。
怖くてたまらない。
怖くてたまらない時、音楽がいつも救ってくれる。
音楽のない日常にいる時間が長ければ長いほど
怖くてたまらなくなる。
そして不思議なことがもう一つある。
LIVEで自分の作った曲を人前で演奏する、唄う。
自分の作った作品を
「観てほしい」「聴いてほしい」という気持ちも
もちろんあるが
最近とってもよく思うのは
観に来てくれているお客さんを
「喜ばせたい」「気持ちよくさせたい」「感じて楽しんでもらいたい」
そんな気持ちが湧いている。
ゲラゲラ笑う楽しさとかではなく、
俺がそうであるように
最高のLIVEを見た時に湧いてくる、楽しさ。
喜び、悲しみ、怒り、全て丸め込み踊らせてくれる
ビンビンに感じさせてくれる理屈抜きの刺激。

子供は誰かに親切をされた時
「ありがとう」の気持ちが芽生えるという。
そして他の誰かにその子供は親切をするようになる。
という話を聞いたことがある。
それに似ているのかもしれない。
LIVEをやるということは。

ミュージシャンに限らず、小説家、絵描き、漫画家
それこそ漫才師、料理人、誰かに自分の作品を提示する人というのは
根本的に自分の作品で人を喜ばせたいというのがあるんだ。
どんなに暗い絵を描く人も、ダークな小説を書く人も
それを人前に提示して表現するというのは
人に喜んでほしいからなんだ。
もちろん「喜んでほしい」の前に、表現しなければ精神が壊れてしまうというのがある。
表現しなければ死んでしまう。
創っていないと死んでしまう。
だからこそ創って救うんだ。自分を。

自分の中にあの時生まれた「ありがとう」が
表現の原動力だ。
音楽に出会って自分は救われたのだから。

自分の作品を、ただギター鳴らして唄うだけでは
誰にも「喜んで」もらえない。

次回のLIVEは4月11日(土)
高円寺ALONEでワンマンLIVEだ!

みんなに喜んでもらいたいぜ!!!!


2020年03月02日(月)

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